「狸から上前」の意味(語源由来)
【ことわざ】
狸から上前
【読み方】
たぬきからうわまえ
【意味】
とてもずる賢い。
「上前」は、取り次ぐ代金などの一部。江戸時代、年貢米の通行税に当たる。「上米」の変化した語。
「狸から上前」ということわざは、賢くてずる賢い策略を使って利益を得ることを表しているんだ。
そうなんや。つまり「悪賢い知恵を使ってうまく立ち回る」ってことやな。
狸のようにずる賢く動いて、自分の利益を得るってわけや。これは、あまり褒められた行動ではないけど、うまく立ち回ることの大切さを教えてくれることわざやな。ただ、人に迷惑をかけないように注意しなアカンな。
【語源由来】
人を化かす狸から上前をはね取る意から。
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「狸から上前」の解説
カンタン!解説
「狸から上前」ということわざはね、ちょっと悪賢いけど、賢い知恵を使って何かを得るっていう話の例えなんだよ。
狸っていうのは、日本の動物でね、昔から「賢い」「ごまかし上手」などと言われているんだ。それで、「上前」っていうのは、何か利益を得ること。だから、「狸から上前」っていうのは、まるで狸のようにちょっとしたごまかしや工夫で、利益を得るという意味なんだよ。
例えばね、お菓子を分けるときに、自分の分をちょっと多く取るような工夫をしたり、宿題をするときに、ちょっとしたテクニックを使って楽に済ませるなんてことを指すんだ。ただし、これはちょっとした悪知恵を働かせることなので、あまり真似しない方がいいよ。
「狸から上前」の使い方
にいさんから3000円で譲ってもらったチケットを5000円で転売したんだ。
狸から上前だわ。
手間賃と言って。本来のチケット代より低いしね。
高額転売ヤーより良心的か。
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「狸から上前」の例文
- 狸から上前のような人間ほどお金儲けがうまく、悠々自適な生活をしている。
- 彼は、狸から上前みたいにずる賢いから、きっと海外でも難なく生きていける。
- 狸から上前のごとくずるい彼女は、いつか誰かに刺殺されるかもしれない。
- そんなこと思いつかなかったよ。助成金を不正受給するなんて、狸から上前だな。
- 法の網目をくぐってグレーゾーンをせめていくとは、狸から上前で警察の敵だな。