「叩けば埃が出る」の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【ことわざ】
叩けば埃が出る
【読み方】
たたけばほこりがでる
【意味】
見た目はわからなくても、細かく調べてみると、悪いところが出てくるということ。
誰しもが何かしらの弱点を持ってるってことや。めっちゃ細かく調べれば、案外色んなことが見えてくるってことやね。
【語源・由来】
ほこりは目に見えないが、どんな物でもたたいてみれば、ほこりが出てくるということから。
【類義語】
・叩けば埃が立つ
・新しい畳でも叩けばごみが出る
・垢はこするほど出る
【英語訳】
Every man has his weak side.
Many without punishment, but none without fault.
「叩けば埃が出る」の解説
「叩けば埃が出る」ということわざは、物や人についてしっかりと調べてみると、隠れた欠点や弱点が見つかることがあるって意味なんだよ。例えば、家の中の物を叩いたらほこりが出るように、何かを深く掘り下げて調べれば、見えていなかった問題や瑕疵(かし)が見つかることが多いんだね。
これは、人や組織、物事などに隠されている問題や不都合な真実があるっていうことを表しているんだ。たとえば、外見ではとても立派に見える人でも、よく知ってみるといろいろな問題を抱えていたり、間違いや失敗をしていたりすることがあるよね。それと同じで、一見何も問題がないように見えるものでも、よく調べれば何かしらの欠点が見つかるってわけ。
だから、「叩けば埃が出る」とは、どんな人や物事にも完璧なものはなく、深く探れば何かしらの問題点が見つかるという現実を教えてくれているんだよ。これは、何かを評価する時や、人を知る時に、表面だけでなく中身もしっかり見ることの大切さを示しているんだね。
「叩けば埃が出る」の使い方
「叩けば埃が出る」の例文
- この件に関しては、きっと叩けば埃が出るだろう。
- 野球部のキャプテンで女子からも人気の鈴木くんは、一年生のときはいじめっ子だったらしい。叩けば埃が出てくるのではないだろうか。
- これから証拠を探すことになるけれど、叩けば埃が出ることは間違いない。
- 彼はなにも欠点がないと思われているけれど、叩けば埃が出ると思う。
- あの男は叩けば埃が出るに違いない。
【注意!】間違った例文
❌「叩けば埃が出るというように、きっと彼にも長所があるはずだ。」
「叩けば埃が出る」の文学作品などの用例
妻のほうはとにかく、夫のほうは、たたけばたたくほど、いくらでもホコリの出そうな男なのである。(太宰治の桜桃より)
何かを叩いた時に埃が出るように、表面上は隠れている問題や不備も、深く掘り下げていけば必ず見つかるということを表しているんだ。