「喩えを引きて義を失う」の意味(出典)
【ことわざ】
喩えを引きて義を失う
【読み方】
たとえをひきてぎをうしなう
【意味】
都合の良い前例や誤った前例を持ち出して、本来の道理を見失うこと。つまらない比喩を弄して、真理を見失うこと。
「喩えを引きて義を失う」ということわざは、自分に都合の良い前例や不適切な比喩を出すことで、本来の正しい意義や価値を見失ってしまうことを指しているんだよ。
そやな、それはつまり、「自分に都合の良い話を引き合いに出して、本当に大切なことを見失う」ってことやな。
都合の良いたとえや例を出して、結局大事な真実を見落としてしまうことやな。これは、自分に都合の良い話ばかり聞いてないで、本当のことを見つめ直すことの大切さを教えてくれてるんやな。
【出典】
「諸葛亮」-「前出師表」
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「喩えを引きて義を失う」の解説
カンタン!解説
「喩えを引きて義を失う」っていうことわざはね、自分に都合のいい例や比喩を出して、その結果、本当に大切なことや正しい意味を見失ってしまうことを言っているんだよ。
例えばね、宿題がたくさんあるけど、友達が遊びに行こうと誘ってきた時に、「宿題は後回しにして、遊びに行こう。昔の人も『遊びも勉強のうち』って言ってたから、遊んでいる間にも勉強になるよ」って言って、本当にやるべき宿題を後回しにするようなことを指すんだ。
「喩えを引く」は、自分に都合の良い例や比喩を出すことを言って、「義を失う」は、本来の正しい意義や大切なことを見失うことを意味しているんだよ。
だから、「喩えを引きて義を失う」っていうことわざは、「自分に都合の良い例を出して、本当に大切なことを忘れてしまう」っていうことを教えてくれているんだ。本当に大切なことを見失わないように、自分自身を見つめ直すことが大切だよね。
「喩えを引きて義を失う」の使い方
人間は、自分に都合の良い話を信じる傾向にあるわよね。
自分の考えが間違っていないと後押ししてもらいたいんだろうね。
でもそれは、喩えを引きて義を失うというやつよね。
誤らないためには客観視できるようにならないといけないよね。
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「喩えを引きて義を失う」の例文
- 彼は昔の偉人の名言を引き合いに出すが、喩えを引きて義を失うとならなければいいが。
- ことわざはためになるが、それを弄し喩えを引きて義を失うと道を誤る。
- 耳が痛いことや耳障りなことは無視し、耳触りが良いことばかり取り入れるようでは、喩えを引きて義を失い取り返しがつかないことになる。
- 自分に都合の良いたとえ話で自分を正当化し、喩えを引きて義を失うような人間に成功の未来はない。
- 喩えを引きて義を失うのをやめ、自分を直視し見つめ直すことが大事だ。