【ことわざ】
天は二物を与えず
【読み方】
てんはにぶつをあたえず
【意味】
一個の人間は、そう幾つもの才能や長所を持っているものではない。
【英語訳】
・The water that came from the same spring cannot be both pure and salt.
・God doesn’t give with both hands.
・God does not give two gifts.
・Heaven does not grant people more than one talent.
「天、二物与えず」と表すこともあります。
また、「神は二物を与えず」というのは誤りなので、注意が必要です。
また、「神は二物を与えず」というのは誤りなので、注意が必要です。
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「天は二物を与えず」の使い方
君のお兄さんは、とても優秀で勉強の成績がかなり良いらしいね。
そうなのかな。でも家ではかなり荒っぽい性格だし、体も病弱だし、僕にとってはただのしがない兄貴だよ。
まあ、天は二物を与えずというからね。
兄に二物を与えられてしまっては、僕の立場がないよ。
「天は二物を与えず」の例文
- まさに天は二物を与えずで、彼女は見た目はとても魅力的だが、性格に難があるそうだ。
- 天は二物を与えずと思っていたが、才色兼備の彼を見て考えが変わってしまった。
- 悪評高い王子だったが、ある日突然人助けをしたそうだ。天は二物を与えず、は本当のようだ。
- 美人な彼女でも、勉強ができなかったり性格が悪ければ、天は二物を与えずと、私も納得ができたのに。
有名な経営者・松下幸之助は、「よく “天は二物を与えず” と言いますが、 “天は一物を与えてくれている” のだから、その与えられた一つのもの(天分)を大事に育て上げることが大切である」との教えをしていたとされています。