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【天は二物を与えず】の意味と使い方や例文

天は二物を与えず

「天は二物を与えず」の意味

意味

【ことわざ】
天は二物を与えず

「天、二物与えず」と表すこともあります。
また、「神は二物を与えず」というのは誤りなので、注意が必要です。

【読み方】
てんはにぶつをあたえず

【意味】
一個の人間は、そう幾つもの才能や長所を持っているものではない。

有名な経営者・松下幸之助は、「よく “天は二物を与えず” と言いますが、 “天は一物を与えてくれている” のだから、その与えられた一つのもの(天分)を大事に育て上げることが大切である」との教えをしていたとされています。
ことわざ博士
「天は二物を与えず」ということわざは、一人の人間に、何個もの長所や特別な才能を与えてはくれないという意味だよ。
助手ねこ
つまり、「一人に全部のいいことは集まらへん」ってことやな。天もフェアに、一人一人に得意なことや才能は一つずつ配っているんやな。

だから、人それぞれに長所と短所があるのが当たり前。これは、他人と比べず、自分の得意なことを伸ばしていこうっていう教えやな。

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「天は二物を与えず」の解説

カンタン!解説
解説

「天は二物を与えず」っていうことわざの由来は、一人の人間には、天から与えられる才能や能力は一つだけという考えから来ているんだ。

このことわざは、一人の人間にすべての才能や美点があるわけではない、ということを教えてくれるんだよ。つまり、一人の人間が、とても頭が良くて、それに加えてスポーツも超得意、更に美人でしかも料理も得意といったような、全てが完璧な人はいないっていうことだよ。

また、このことわざは、人間は誰しも長所と短所がある、ということを示してもいるんだよね。たとえば、人の話をよく聞く優しさがあれば、それはその人の長所だけど、それと同時に遅刻しがちだとしたら、それはその人の短所になるね。

だから、「天は二物を与えず」っていうことわざは、「完璧な人間はいない、だから自分の長所を活かして、短所を改善することが大切だ」っていう教えを伝えているんだよ。

「天は二物を与えず」の使い方

ともこ
君のお兄さんは、とても優秀で勉強の成績がかなり良いらしいね。
健太
そうなのかな。でも家ではかなり荒っぽい性格だし、体も病弱だし、僕にとってはただのしがない兄貴だよ。
ともこ
まあ、天は二物を与えずというからね。
健太
兄に二物を与えられてしまっては、僕の立場がないよ。
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「天は二物を与えず」の例文

例文
  1. まさに天は二物を与えずで、彼女は見た目はとても魅力的だが、性格に難があるそうだ。
  2. 天は二物を与えずと思っていたが、才色兼備の彼を見て考えが変わってしまった。
  3. 悪評高い王子だったが、ある日突然人助けをしたそうだ。天は二物を与えず、は本当のようだ。
  4. 美人な彼女でも、勉強ができなかったり性格が悪ければ、天は二物を与えずと、私も納得ができたのに。

「天は二物を与えず」を英語で言うと?

英語のことわざ

「天は二物を与えず」の英語表現をご紹介します。

※英語の声:音読さん

God doesn’t give with both hands.

  • 直訳:神は両手で与えない。

God doesn’t give two gifts(to one person).

  • 直訳:神は(一人の人間に)二つのギフトを贈らない。

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