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【知恵出でて大偽あり】の意味と使い方や例文(出典)

知恵出でて大偽あり

「知恵出でて大偽あり」の意味(出典)

意味

【ことわざ】
知恵出でて大偽あり

「知恵」は、「智慧」「智恵」とも書く。
慧智けいち出でて大偽有り」ともいう。

【読み方】
ちえいでてたいぎあり

【意味】
知恵を持ってから、この世に嘘が現れたということ。

大昔、人が素朴だったころは平和だったが、知恵が発達してからは、嘘をついたり騙すようになったので、ルールが必要になったのだということ。
「大偽」は、大きな偽り。人為。
ことわざ博士
「知恵出でて大偽あり」ということわざは、人間の知恵が発達すると、それに伴って人間の創り出す偽りや不自然さが増えてくるという意味があるんだよ。
助手ねこ
そうかいな。つまり、「知識が増えると、それだけ偽りやルールが増える」ってことやな。

昔は自然と人間が一緒に生きてて、シンプルな生活ができてたけど、知識や技術が進むと、それだけ偽りや難しさが増えるってことやろな。これは、シンプルな生活の大切さを教えてくれることわざやな。

【出典】
老子ろうし

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「知恵出でて大偽あり」の解説

カンタン!解説
解説

「知恵出でて大偽あり」っていうことわざは、古い昔の話から来ていて、人間がまだ素朴だった頃は、自然と共に生きて、とっても平和な生活を送っていたんだけど、時間が経つにつれて、人々の知恵が増えて、人々が作ったルールや法律が増えてきたということを表しているんだよ。

これは、中国の古い思想家で「老子ろうし」という人が言ったことを元にした言葉なんだ。この人は、人間が自然のまま生きること、素朴であることが一番良いと考えていたんだよ。

たとえばね、昔は、子供たちは自然の中で遊んで、自由に楽しく過ごしていたよね。でも、今では、いろんなルールや、スマホやパソコンのような新しいテクノロジーが出てきて、生活が複雑になってきているよね。これが「知恵出でて大偽あり」っていうことわざの意味なんだよ。

つまり、人間の知恵が増えると、生活が複雑になって、自然のままの素朴な生活が失われてしまうということを、このことわざは教えてくれているんだね。だから、大切なことは、知恵があっても、その知恵で自然や素朴さを失わないように気をつけることだよ。

「知恵出でて大偽あり」の使い方

健太
人間が賢くなればなるほど、犯罪が増えるね。
ともこ
知恵出でて大偽ありよね。
健太
もっと良いことに知恵を使えばいいのに。
ともこ
正直者が馬鹿を見る、狡いことをしないと儲からないこの世の中がだめなのよ。
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「知恵出でて大偽あり」の例文

例文
  1. 言葉を話すようになった人間だけが、同族をだましたり偽る。知恵出でて大偽ありだ。
  2. 人がみんな素朴だった時の方が平和で争いごともなかった。知恵出でて大偽ありといい、シンプルイズベストなんだ。
  3. 知恵出でて大偽ありというから、世界中の人々が、小難しいことは考えずただ楽しく生きればいい。
  4. 大学に行く必要はない。知恵出でて大偽ありだ。人は学べば学ぶほどこの世は生きづらくなっていく。
  5. 知恵出でて大偽ありといい、世の中が複雑になるほど犯罪が増え、それに合わせて法律が増える。




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