【ことわざ】
問うに落ちず語るに落ちる
【読み方】
とうにおちずかたるにおちる
【意味】
秘密というものは、人に問われたときは漏らさないよう用心するものだが、自分から話し出したときはついうっかり口をすべらせて本当のことを話してしまうものだということ。
【英語訳】
The tongue is ever turning to the aching tooth.(舌は常に痛む歯のところへ行く)
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「問うに落ちず語るに落ちる」の使い方
来週の算数のテストはバッチリさ。
勉強したのね。偉い健太君。
昨日教員室へ行ったら先生の机の上にテストの作りかけの資料があったんだ。
問うに落ちず語るに落ちるね。でも、その資料って今日の宿題だよ。先生授業中に言ってだでしょ。
「問うに落ちず語るに落ちる」の例文
- お酒を飲むと問うに落ちず語るに落ちるに陥(おちいり)りやすいものです。
- 部長は宴会でおだてると問うに落ちず語るに落ちるで昔の人事秘話(じんじひわ)を聞かせてくれるから楽しいね。
- 信用して問うに落ちず語るに落ちるでいろいろ営業秘密を話すとあとで痛めにあうことになりますので、しっかりと線引きして情報提供するようにして下さい。
- 問うに落ちず語るに落ちるか、なんで話してしまったのかな。
まとめ
時代劇、刑事物、スパイ映画などでおなじみの女性を活用して秘密情報を聞き出す方法は、ふた通りあります。ひとつは大事な秘密を持っている敵方の女性を信用させてその秘密を得ること、もうひとつが問うに落ちず語るに落ちるを利用してもので、敵方の重要な男性と仲良くなって秘密をいただくもの、ハニートラップとも呼ばれる手法で現在でも健在です。具体的な例をあげれば、居酒屋やスナック、バーで働く女性達が会社の人事情報や次の戦略情報を知っていたりする事実があります。外の会社に漏らすかどうかは別として、弱いと見せかけて実は女性達が男性を手のひらの上でもて遊ぶのが目に見えるようです。