「倒るる所に土を掴む」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
倒るる所に土を掴む
「倒れても土を掴む」ともいう。
【読み方】たおるるところにつちをつかむ
【意味】
どんな時でも何かを手にいれようとする貪欲さのこと。
ほんまにな。つまり、「転んでもただでは起きへん」って意味やな。たとえヘマしても、その失敗からなんか得る力があるってこと。欲深いかもしれへんけど、でもその根性はすごいと思うわ。
あかんことがあったって、そこからプラスに変える力を持つって素晴らしいことやな。
【語源由来】
転んでも土の中に倒れれば倒れたところの土をつかみ取る意から。
【類義語】
・転んでもただは起きぬ
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「倒るる所に土を掴む」の解説
カンタン!解説
「倒るる所に土を掴む」っていうことわざは、たとえつまづいて倒れても、倒れたところの土をつかんで何かを手に入れようとするっていう意味だよ。
例えばね、サッカーの試合でミスをして失点してしまったとしても、その失敗から何かを学んで、次の試合に活かそうとするようなことを言うんだよ。それが失敗から何かを得るっていうこと。
このことわざは、どんな困難な状況でも諦めずに、何か得るものを探し続ける強い心を持つ人を表しているんだ。それは、失敗を経験した時にも、ただ落ち込まずに、その経験を生かして次に進む力を指しているんだよ。つまり、「倒れてもただでは起きない」っていう強い意志を持つ人のことを示しているんだね。
「倒るる所に土を掴む」の使い方
失敗してしまった―。もうだめだ。
成功する人は、大抵、倒るる所に土を掴むものよ。
失敗してへこんでいるようじゃ、成功はあり得ないんだね。
落ち込んでいる暇があったら、次のチャンスのために何か一つでも掴むべきよ。
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「倒るる所に土を掴む」の例文
- 契約交渉は失敗に終わったが、倒るる所に土を掴むごとく先方の役員と仲良くなっておく。
- 倒産したけど、倒るる所に土を掴むように経験として得られたものは少なくない。
- 倒るる所に土を掴むような根性がないと出世はできない。
- 転んでもただでは起きない。必ず倒るる所に土を掴む。
- 彼は倒るる所に土を掴み、成否にかかわらず何かを成すたびに何かを得る。
つまり、どんな状況でも利益を見出す欲深さや根性の強さを持つ人を表す言葉なんだよ。