「憂いも辛いも食うての上」の意味(類義語)
【ことわざ】
憂いも辛いも食うての上
【読み方】
ういもつらいもくうてのうえ
【意味】
悲しい、辛いなどの不平不満は、衣食が満たされているからこそ言える。衣食がままならない生活ではそんな不平不満は言っていられないということ。
「憂いも辛いも食うての上」という言葉は、私たちが悲しいことや辛いことを感じるのは、基本的な生活が満たされているからこそだという意味があるんだ。
なるほど、つまり、悲しいことや辛いことを言うのは、お腹いっぱい食べてるからこそやな。
食べ物に困ってるような状況やったら、そんなこと言ってる場合じゃないってことやろ?食べることができて、生活が安定してるからこそ、色んな感情が出てくるんやな。
【類義語】
・衣食足りて礼節を知る
・飢えては食を択ばず
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「憂いも辛いも食うての上」の解説
カンタン!解説
「憂いも辛いも食うての上」っていうことわざはね、悲しいことやつらいことを言うことができるのは、最低限の生活、つまり食事や服などがちゃんと確保されているからだよ、っていう意味なんだ。
例えばね、お腹がペコペコで、今すぐにでも何か食べないといけないような状況だったら、そんな時に「宿題が多くて大変だなぁ」なんて思ってる余裕はないよね。まずはお腹を満たすことが一番の優先事項になるんだ。
だから、「憂いも辛いも食うての上」っていうことわざは、生活が安定しているからこそ、私たちは悲しみや辛さを感じたり、それについて考えたりすることができるんだよ。それを忘れずに、生活を大切にし、感謝の気持ちを忘れないことが大切だってことを教えてくれるんだね。
「憂いも辛いも食うての上」の使い方
彼女に振られてつらいな。
憂いも辛いも食うての上よ。災害で苦しんでいるトルコの人たちはそんな不満をいう余裕がないわ。
生きるために精一杯だよね。
そうよ。つまり健太くんは恵まれているのよ。
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「憂いも辛いも食うての上」の例文
- ニートは世の中に不満を持って部屋に籠っているが、憂いも辛いも食うての上だ。
- せっかく買ってきた服を「こんな服は嫌だ」という。憂いも辛いも食うての上だとわかっているんだろうか。
- こんなまずい物食べられなというけど、憂いも辛いも食うての上だよ。貧しければ味なんて関係ない。
- 愚痴が多いが、それも憂いも辛いも食うての上なんだ。
- 憂いも辛いも食うての上で、贅沢な悩みを抱えた若者が多い。