「憂え身に及びて後憂うるも及ばず」の意味(出典・類義語)
【ことわざ】
憂え身に及びて後憂うるも及ばず
【読み方】
うれえみにおよびてのちうれうるもおよばず
【意味】
災いが起こってから心配しても遅い。前もって予防することが大事だということ。
「憂え身に及びて後憂うるも及ばず」は、災いが身に及んでから心配しても遅いという意味だよ。予防は事前に行うもので、事が起こってからでは手遅れになるという教訓を示しているね。
なるほど、災難が起こる前に手を打つ、つまり予防することが大切やな。
災難が起こった後に後悔するよりも、事前に対策を考えて行動することで、未来のトラブルを避けることができるという教えやね。
「淮南子」
【類義語】
・後悔先に立たず
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「憂え身に及びて後憂うるも及ばず」の解説
カンタン!解説
「憂え身に及びて後憂うるも及ばず」っていう言葉はね、要するに「事が起きてから心配しても、もう手遅れだよ」という意味だよ。
例えば、雨が降りそうな日に、傘を持たずに外出してしまい、雨に濡れてしまった時に「ああ、やっぱり傘を持ってくればよかった」と後悔しても、もう雨に濡れてしまったことは変わらないんだよね。だから、事前にちゃんと準備や対策をしておかないと、後から心配しても取り返しのつかないことが起きることもあるんだ。
このことわざは、未然に問題を防ぐことの大切さを教えてくれるんだよ。事前にしっかりと準備や対策をして、後で困らないようにするってことが大切なんだね。
「憂え身に及びて後憂うるも及ばず」の使い方
しまったー。備えておけばよかったー。
憂え身に及びて後憂うるも及ばずね。たいていの人は備えていなかったことを後悔するのよね。
でもしばらくすると喉元過ぎれば熱さを忘れるんだよね。
それもまた人間の性ね。
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「憂え身に及びて後憂うるも及ばず」の例文
- 災害は忘れた頃にやって来る。憂え身に及びて後憂うるも及ばずだ。
- いざという時のことを考え備えておけばすぐに対応でき、被害を最小限に抑えることができるが、そうでないと憂え身に及びて後憂うるも及ばずです。
- 虫歯になってから歯の心配をしても遅い。憂え身に及びて後憂うるも及ばずで予防が肝心。
- 憂え身に及びて後憂うるも及ばずで、禍の芽を摘み災いを起こさせない努力をする。
- 何かが起きてから後悔するのは、憂え身に及びて後憂うるも及ばずで誰にでもできるが、優秀な人は前もって備えるか、そもそも何かを起こさせない。