「牛追い牛に追わる」の意味（語源由来）
【ことわざ】
牛追い牛に追わる
【読み方】
うしおいうしにおわる
【意味】
立場がさかさまになる主客転倒のたとえ。
「牛追い牛に追わる」ということわざは、本来の状況が逆転し、物事が思った通りに進まない様子を表しているんだよ。
ああ、そういうことか。つまり、「ものごとが思った通りにいかず、逆になってしまう」ってことやな。
牛を追いかけるはずが、今度は自分が牛に追いかけられるっていう、まさに逆転の状況を示してるんやな。これは、「予想外の事態にも対応できるように、注意深く行動すること」を教えてくれるわけやな。
【語源・由来】
牛を追い歩かせるべき牛追いが牛に追い立てられる意から。
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「牛追い牛に追わる」の解説
カンタン！解説
「牛追い牛に追われる」っていうことわざはね、物事が全く逆さま、思いもよらない状況になることを表しているんだよ。
例えばね、普通だったらお父さんやお母さんが子どもに色々と教えるよね。でも、ある日突然、子どもがパソコンの使い方をお父さんやお母さんに教えていたら、それはまさに「牛追い牛に追われる」っていう状況だよ。だって、普通はお父さんやお母さんが子どもを教える立場なのに、その立場が逆転して、子どもがお父さんやお母さんを教えるなんて、全く予想外だよね。
だから、「牛追い牛に追われる」は、普通の状態がひっくり返ってしまう、全く予想外のことが起こるという意味なんだよ。
「牛追い牛に追わる」の使い方
健太くん。空手部部長じゃなかった？部長会議に出なくていいの？
牛追い牛に追わるというやつで、後輩に部長の座を奪われたんだ。
下剋上ね。
後輩が全国優勝したから、実力からいって正しいことなんだけど納得がいかない。
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「牛追い牛に追わる」の例文
- 普段は部下に命令をする立場の上司が、プロジェクトで失敗してからは部下に追われるようになり、「牛追い牛に追わる」ということわざがぴったりです。
- 学校でいじめをしていた生徒が、転校先で自分がいじめられるようになった。いじめをしていた時は自分が上だと思っていたけど、いざ立場が逆転すると「牛追い牛に追わる」ことになった。
- 会社でうまくやっていた社員が、転勤した先で同僚に嫌がらせをされるようになった。社員は以前は優越感を持っていたが、今は「牛追い牛に追われる」ことになってしまった。
- 結婚式の二次会で、新郎側の友人たちが次々と酔っぱらっていった。最終的には新郎自身が酔いつぶれ、新婦が彼を支えることになった。新郎は通常は主導的な役割を担うが、この日は「牛追い牛に追われる」ことになった。
- 政治家が、公約に反する行動をとり、市民から批判された。彼はいつもは権力を持っていたが、この時ばかりは「牛追い牛に追われる」ことになった。
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