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【兎死すれば狐これを悲しむ】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

兎死すれば狐これを悲しむ

「兎死すれば狐これを悲しむ」の意味(語源由来・類義語)

意味
【ことわざ】
兎死すれば狐これを悲しむ

【読み方】
うさぎしすればきつねこれをかなしむ

【意味】
同類の身に起こったことを明日は我が身と悲しむこと。

ことわざ博士
「兎死すれば狐これを悲しむ」という表現は、一つの種類やグループに属する者が、その仲間の不幸を深く悲しむという意味があるんだよ。
助手ねこ
ああ、それはつまり、「同じ仲間の不幸は自分のことのように悲しむ」ってことやな。同じグループや仲間の誰かが悲しいことに遭った時、それは自分のことのように悲しく感じるってわけや。

たとえば、クラスメートが具合悪くなったら、それは自分のことのように心配になるやろな。これは、人間関係の深さを表してるんやな。

【語源・由来】
同じ山に住む兎が捕らえられると、自分にも同じ運命が近づいたと思い狐が悲しむ意から。

【類義語】
・狐死して兎泣く

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「兎死すれば狐これを悲しむ」の解説

カンタン!解説
解説

「兎死すれば狐これを悲しむ」っていうことわざはね、同じような状況にいる人や、同じような立場の人が困っているとき、それを他の人も悲しむっていう意味なんだよ。

これは、もともと中国の田芸蘅っていう人が書いた「玉芺零音」っていう本から来ているんだ。ことわざの中の「兎」(ウサギ)と「狐」(キツネ)は、本来は違う種類の動物だけど、両方とも野生の動物で、生活環境や生存競争が似ているから、一方が困ると、もう一方もそれを悲しむっていう意味だよ。

たとえば、クラスの中で、同じように勉強が得意な友達がテストで悪い点を取ってしまったとしたら、自分も少し心配になったり、同じように悲しくなったりすることを指しているんだ。これは、自分と同じような立場の人が困っていると、それを自分のことのように感じる、っていう人間の感情を上手く表現しているんだね。

「兎死すれば狐これを悲しむ」の使い方

健太
父さんが、同僚がリストラされて兎死すれば狐これを悲しむという感じなんだよ。
ともこ
次は誰の肩が叩かれるのかってびくびくするわよね。
健太
サラリーマンはこわいね。
ともこ
特に40歳以上のサラリーマンは不景気になるたびに怖い思いをするわね。
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「兎死すれば狐これを悲しむ」の例文

例文
  1. 同じ党の議員が落選すると、兎死すれば狐これを悲しむ
  2. 強盗グループの一人が逮捕され死刑判決を受けたことで、兎死すれば狐これを悲しむようにグループみんなで泣いた。
  3. 入院仲間が亡くなり、兎死すれば狐これを悲しむで、次は自分かと涙する。
  4. 人類皆兄弟だと思っているので、戦争のニュースを見て、兎死すれば狐これを悲しむと心からつらくなる。
  5. 兎死すれば狐これを悲しむというが、決して対岸の火事とは思えない。

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