「後ろ千両前一文」の意味(類義語・対義語)
【ことわざ】
後ろ千両前一文
略して「後ろ千両」ともいう。
【読み方】うしろせんりょうまえいちもん
【意味】
後姿が美しいが、前から見た姿は美しくないこと。
「後ろ千両前一文」ということわざは、後ろ姿は美しいのに、前から見ると全然美しくないという意味だよ。
あー、それはつまり、後ろから見たらすごく魅力的に見えても、正面から見ると全然そうではないってことやな。
つまり、見かけだけで物事を判断してしまうと、思わぬ失敗をすることもあるんやな。これは、ちゃんと全てを見てから判断することの大切さを教えてくれる言葉やな。
【類義語】
・後ろ弁天前不動
・後ろ別嬪前びっくり
【対義語】
・前十両に後ろ三両
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「後ろ千両前一文」の解説
カンタン!解説
「後ろ千両前一文」っていう言葉は、後ろ姿がすごく素敵で、まるで貴重なもののように見えるけど、前から見たら全く価値がない、という意味なんだよ。
例えばね、遠くから見るとすごくかっこいいと思って近づいたら、実はそうでもなかった、っていう状況を表現するときに使うんだ。
「千両」っていうのは、昔の日本のお金で、かなり大きな価値があるものを指すんだよ。それに対して「一文」は、もっとも小さな価値のお金を指すよ。だからこの言葉を使うと、大きな違い、予想外のギャップを強調することができるんだよね。
「後ろ千両前一文」の使い方
すごく髪がさらさらな美人そうな人がいるよ。
スタイルも良いわね。
これで後ろ千両前一文だったらどうしよう。
どうしようも何も、相手だって健太くんの顔は好みじゃないと思うわ。
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「後ろ千両前一文」の例文
- 後ろ千両前一文といわれるが、感染症蔓延で皆マスクを着け、マスクを外した時の顔にがっかりする時代になった。
- 後ろ姿にほれてナンパしようとしたが、後ろ千両前一文だった。
- ともこちゃんは後ろ千両前一文で、後ろ姿だけなら映画に出演できそうだ。
- 髪質改善トリートメントが流行り、後ろ千両前一文の女性が増えた。
- ベテランスカウトマンは、後ろ千両前一文となることはない。光る原石は後ろ姿でも大体わかる。