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【嘘から出た実】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語・英語訳)

嘘から出た実

【ことわざ】
嘘から出た実

「うそより出た誠」ともいう。

【読み方】
うそからでたまこと

【意味】
初めは嘘のつもりで言ったことが、結果として本当になってしまうこと。

【語源・由来】
「江戸いろはかるた」の中の「う」です。

【類義語】
・一犬影に吠ゆれば百犬声に吠ゆ
・虚は実を引く
・冗談から駒
・根もない嘘から芽が生える
・瓢箪から駒が出る

【英語訳】
・Many a true word is spoken in jest.
・There’s a many word spoken in jest.
・An incorrect statement may turn out to be correct in the end.

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「嘘から出た実」の使い方

健太
僕の友達がね、しつこい男子生徒に付き合えって言い寄られている女子を助けたんだ。「この子は俺と付き合っているんだ!」って嘘をついてさ。
ともこ
それはステキね。マンガのようだわ。
健太
もっとマンガみたいな事が起きたんだよ。その2人、その後本当に付き合うようになっちゃったんだ!
ともこ
噓から出た実ってやつね。

「嘘から出た実」の例文

  1. 交際していた女性に浮気がバレて、私は彼女に酷く責められた。あまりに口汚く罵られ、耐えきれなくなった私は「部下と会う約束をしているから」と嘘をついて逃げ出した。ところが帰宅するとその部下から相談を持ち掛けられて会う事になり、嘘から出た実となった。
  2.  最近機嫌の悪い妻に、なんか最近キレイになったねと何度も言い続けていたら、本人も満更ではなかったようで、その日を境に化粧や身だしなみに気を配るようになり、心なしかキレイになった気がした。噓から出た実であろうか。
  3.  5人で囲む食卓は暗い雰囲気に包まれていたが、僕の隣に座っていた女性が「嘘でも良いから明るく振舞いましょう!」と言った。そこでみんなで明るく振舞うようにしたら、噓から出た実というやつか、暗かったみんなの顔が明るくなった。

「嘘から出た実」の文学作品などの用例

三好はかえす言葉もなく、平謝りに謝りながら、楓と連れ立って佐助もとめての旅を続けねばならぬ羽目になったとは、まるで嘘から出た真じゃと、身から出た錆をやがて嘆いた。(織田作之助の猿飛佐助より)


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