【ことわざ】
梅に鶯
【読み方】
うめにうぐいす
【意味】
・よく似合って調和する二つのもののたとえ。
・とりあせわがよいもののたとえ。
【語源・由来】
咲いている梅の枝に鶯がとまってさえずる、ぴたりと合ってさまになることから。
【類義語】
・獅子に牡丹(ししにぼたん)
・竹に雀(たけにすずめ)
・波に千鳥(なみにちどり)
・牡丹に唐獅子(ぼたんにからじし)
・松に鶴(まつにつる)
・紅葉に鹿(もみじにしか)
【英語訳】
直訳では Plum blossoms and a Japanese bush warbler.
ただし、これだけではネイティブには理解されないでしょう。例えば It is one of the best collaboration and typical spring scene of Japan. などとひとこと説明が必要です。
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「梅に鶯」の使い方

ポスターの色を選びたいけど、どの組み合わせがいいかな。

まだ寒いから温かそうな色合いがいいと思うわ。

じゃー。赤と黄緑はどうかな。

梅に鶯みたい。すてきな組み合わせね。
「梅に鶯」の例文
- 七五三のお参りですね。季節は違うけど梅に鶯、二人の着物姿がよく合っていますね。
- こんなに気が合う仲だとは思っていませんでした。今では梅に鶯のようです。
- 映像と音楽が梅に鶯のようにコラボしていて、どちらが欠けてもこの作品は成り立たなかったでしょう。
- 梅に鶯みたい、絶好の取り合わせですね。
まとめ
梅に鶯といえば、思い出すのが花札です。松に鶴、紅葉に鹿も札の一枚にあります。いまではファミコンやスーパーマリオで有名な任天堂は、昭和の時代には花札といえば任天堂と呼ばれるほど有名な会社でした。花札のもとはポルトガルのカードゲームで、地方札として全国に普及します。主に賭博に使用されたことから、江戸時代後半から明治にかけて禁制となり、その中で花札が考案されたといわれていますが、花札もすぐに禁制となります。明治初期に解禁となり、花札は課税されるようになりますが昭和の中頃までは大流行しました。歴史的にみて大人の遊びですね。今では花札で遊ぶ人はほとんどみかけなくなりました。