【ことわざ】
焼きが回る
【読み方】
やきがまわる
【意味】
年をとるなどして、頭の回転や腕前などが衰えること。
【語源・由来】
刃物に焼き入れをするときに、火が回りすぎて焼きが強すぎると、かえって切れ味が悪くなることから。
【類義語】
刃金が棟へ回る
【対義語】
ー
【英語訳】
to become decrepit
to be in one’s dotage
to become dull
to lose one’s astuteness
to lose one’s touch
to become senile
to lose one’s edge
to go downhill
「焼きが回る」の使い方
あのなぞなぞを解くことができなかったなんて、僕も焼きが回ったなあ。
ああ、なぞなぞって頭の柔らかさが必要だから、小さい子供の方が得意だったりするわよね。
あんな小さな子に負けていられないぞ。今日から、脳トレを毎日やろう。
健太くん。脳トレもいいけど、宿題も忘れずにやってね。
「焼きが回る」の例文
- さすがの名人も焼きが回ったのか、仕事が遅くなったが、仕上がりを見るとやはり感服する。
- 焼きが回って最近失敗ばかりしているから、そろそろ引退の覚悟をしないといけないなあ。
- 舞台に上がる前に緊張で手が震えるなんて、私も焼きが回ったなあ。
- 腰を痛めて弟子に背負われる日が来ようとは、わしも焼きが回ったもんだ。
- 娘が結婚するというだけで、涙がこぼれるなんて、私も焼きが回ったもんだ。
- お前に負けるなんて俺も焼きが回ったもんだ、2、3年前なら絶対に負けなかったぞ。
まとめ
テレビ番組で年老いた刑事や、頑固な父という役柄の人がぼそりとつぶやくことが多い、「焼きが回る」という言葉。あまり女性が言っているのを聞いたことがないが、刑事も頑固者も女性の中にたくさんいる。なぜだろう。ぜひ知りたいものである。