「仁者は敵なし」の意味(出典・故事・類義語・英語)
【ことわざ】
仁者は敵なし
じんしゃはてきなし
【意味】
徳がある人は思いやりをもって人に接するため人から憎まれないということ。仁政を行う政治家を人民は慕い従うので、敵になることはない。
政治家にとっても、人民を思いやる政治をすれば、人々はその政治家を支持して、反対する人は出てこんってことやな。思いやりのある態度が、結局はみんなを引きつけるんやね。
【出典】
「孟子」
【故事】
中国の戦国時代に孟子が梁の恵王に言ったことわざ。王が仁政を行い人民の心を安じていればいざというときには、いかなる敵国も手向かうことができない。「仁者は敵なし」とはこういうことであると説いている。
【類義語】
・仁を好めば天下に敵なし
・情けに刃向かう刃なし
【英語】
Love overcomes all.(愛はすべてを征服する)
「仁者は敵なし」の解説
「仁者は敵なし」という言葉は、仁徳を備えた人、つまり他人に対して深い思いやりと愛情を持ち、正義と道徳に基づいて行動する人は、他人から憎まれることがないという意味を持っているんだ。この言葉は、「仁者に敵なし」とも表現されることがあるよ。
このことわざの背景には、仁徳のある人が他人に対して思いやり深く接するため、周囲の人々からの敵意や反感を引き起こすことが少ないという考えがあるんだ。その結果、彼らは自然と人々から尊敬され、好意を持たれることが多いんだよね。
また、政治の文脈では、「仁政を施す」ことによって政者は人民の支持を得ることができ、従って敵となる者が現れにくいという意味も含まれているんだ。仁政とは、政治においても思いやりと公平さを基本とする政治のあり方のことをいうよ。このような政治を行う政治家は、民衆からの信頼と支持を得やすく、反対や敵意を持たれにくいとされているんだ。
要するに、「仁者は敵なし」という言葉は、人間関係や政治の両方で、仁徳を持って他人に接することの重要性と、その結果として敵を作りにくいという状況を表しているんだ。
「仁者は敵なし」の使い方
「仁者は敵なし」の例文
- 仁者は敵なしというが、健太くんは愚か者だから敵だらけだ。
- 彼は私利私欲にまみれているから敵が多いが、仁者は敵なしというように身の安全のために煩悩を捨て去った方が良いと思う。
- 仁者は敵なしというような彼は、銃で狙撃される心配がないのでSPはつけない。
- 常日頃から思いやり溢れるともこちゃんは、仁者は敵なしの如く敵がいない。
- 仁者は敵なしというが、自分よりも相手を優先させる健太くんを悪く言う人などいない。
政治を行う人にとっても、仁政を施せば、人々はその徳を尊敬し、従うので敵がいなくなるという考え方なんだね。