「草莽の臣」の意味(出典)
【ことわざ】
草莽の臣
【読み方】
そうもうのしん
【意味】
在野の人。官職に就かず民間にいる人のこと。臣下が自分を謙遜していうことば。
草むらというのは、草がたくさん集まっている場所やから、そこから優れた人材が生まれることもあるんやな。
【出典】
「孟子」
「草莽の臣」の解説
「草莽の臣」という表現は、官職に就かずに民間に留まっている人、つまり在野にいる人を指す言葉だよ。この表現は、中国の古典文学や歴史の文脈でよく見られるんだ。
「草莽」という言葉は、もともとは草むらや野原を指す言葉だけど、ここでは比喩的に使われているんだ。官職についていない人々が、政治の中心から離れた、いわば「草の中」にいるという意味で使われるんだね。このように、「草莽の臣」は、政府や公的な立場から離れて、独立した立場でいる人を指しているんだ。
また、この表現は、自分を謙遜して言う場合にも用いられることがあるよ。「草莽の臣」と自称することで、自分が高い地位や権力を持っていない、単なる民間人であることを表現するんだ。このように、自分の地位を低く見せるための謙遜表現としても使われるんだね。
「草莽の臣」の使い方
「草莽の臣」の例文
- 草莽の臣と公務員では、税金の捉え方が違う。
- 公務員はリストラがないが、草莽の臣はリストラの危機が常につきまとう。
- 草莽の臣より官僚の方が安定している気がしたので、官僚の試験を受けた。
- 彼の実力なら、公務員より草莽の臣の方が稼げそうだけどな。
- 公僕になるよりも草莽の臣である方が、自由度が高い気がした。
実は官僚ではなく、民間の人材のほうが優れていることもあるってことなんだ。