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「ローマは一日にして成らず」の意味(語源由来・類義語・対義語)
【ことわざ】
ローマは一日にして成らず
【読み方】
ろーまはいちにちにしてならず
【意味】
大事業というものは、一朝一夕に成しとげられるものではないという意味。
何事も焦らず、じっくりと時間をかけて取り組むことの大切さを教えてくれる言葉やね。
【語源由来】
日本ではこの言葉はよく知られ、『ドン・キホーテ(セルバンテス)』から出たものだと言われてきたが、それは、英訳された際に変化したものを邦訳したために生じたことで、原書には無い言葉であることがわかった。しかし、12世紀のフランスのことわざ集の中には、すでにあったとされる。
【類義語】
・大器晩成
・大きい薬缶は沸きが遅い
【対義語】
・一朝一夕
・一足飛び
「ローマは一日にして成らず」の解説
「ローマは一日にして成らず」っていう言葉はね、大事なことや大きな成果はすぐには得られない、時間と努力が必要だっていう意味があるんだよ。
元々は英語のことわざ「Rome was not built in a day.」が、日本語に訳されたものなんだ。ローマ帝国っていうのは、すごく強大で栄えた国で、その建国から全盛期までには約700年もの時間がかかっているんだよ。
だから、「ローマは一日にして成らず」っていう言葉は、大きなことを成し遂げるためには、時間とたくさんの努力が必要だということを教えてくれるんだ。
例えば、ピアノが上手になるためには、毎日練習することが大切だし、運動選手がトップレベルで活躍するためには、長い時間をかけて訓練を積むことが必要だよね。これはどんなことにも言えるんだよ。大切なことは、焦らず、コツコツと努力を続けることだよ。
「ローマは一日にして成らず」の使い方
「ローマは一日にして成らず」の例文
- 君は成果があがらないからといってすぐに諦めようとするが、ローマは一日にして成らずなんだよ。
- ローマは一日にして成らずで、この雄大な自然を眺めていると、長い年月をかけてこの景色が出来上がってきたのがわかるような気がします。
- 彼女の今があるのは、長い苦労の時期があったからこそです。ローマは一日にして成らずですね。
「ローマは一日にして成らず」を英語で言うと?
「ローマは一日にして成らず」の英語表現をご紹介します。
※英語の声:音読さん
Rome wasn’t built in a day.
- 直訳:ローマは一日にしてならず。
- 意味:大事業は、長年の努力なしに成し遂げることはできない。
つまり、時間をかけてコツコツと努力し続けることが大切だという教えなんだ。