【ことわざ】
闇夜に鉄砲
【読み方】
やみよにてっぽう
【意味】
目標の見えない暗闇で鉄砲を撃つことから、当てずっぽうにやるたとえ。さらに、向こう見ずにやることのたとえ。
【語源・由来】
「上方いろはかるた」「尾張いろはかるた」の一つ。いろはかるたでは「闇に鉄砲」。
【類義語】
・暗中的を射る
・暗夜の礫
・暗夜の鉄砲
・暗闇の鉄砲
・闇夜の礫
【英語訳】
He that walketh in the darkness knoweth not whither he goeth.
a random move
It is like firing (a gun) in the dark.
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「闇夜に鉄砲」の使い方
健太くんのクラスは、文化祭で何をするか決まったの?
まだ何も決まっていないんだ、今年は空中分解しかかっているクラスだから、このまま前日まで決まらないんじゃないかな。まあ、前日までにはなんとかなるでしょう。
そんな、闇夜に鉄砲のような、場当たり的な感じでうまくいくの?
空中分解っていっても、やる気がないとか指示待ちの人ばかりっていうわけじゃなく、意志の強い人が集まり過ぎて決まらないだけだし、優秀な人材がたくさんいるからね。きっと、何とかなるよ。
「闇夜に鉄砲」の例文
- 闇夜に鉄砲という感じは否めなかったが、長年の刑事の勘に狂いはなかったようで、やはり容疑者はここに来た。
- 無計画で、とりあえずやってみようという闇夜に鉄砲をうつよう無鉄砲さは、あの頃から変わっていないね。
- ここでじっとしていてもしょうがないからという彼の案に渋々付き合い、闇夜に鉄砲をうつように歩いて行ったら、驚くべきことに元の道に戻ることができた。
- 遭難してお腹がすいたので、闇夜に鉄砲をうつように、川に棒を突きさし続けたら、魚が刺さった。
- 彼はいつも闇夜に鉄砲のように、向こう見ずなところがあって、見ていてひやひやするが、人を引き付ける魅力がある。