「楽あれば苦あり苦あれば楽あり」の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【ことわざ】
楽あれば苦あり苦あれば楽あり
【読み方】
らくあればくありくあればらくあり
【意味】
人生は楽しいことばかり続くのでも、苦しいことばかり続くのでもない。
でも、苦しいことばっかりやと思ってしまうと、それもまた違うわけや。これは、人生の波瀾万丈さを教えてくれてるわけやな。
【語源由来】
『江戸いろはかるた(いろは47文字に対応したカードを使った室内遊具』)より
江戸初期には、「楽は苦の種」という言い回しがされていた。
【類義語】
・楽は苦の種苦は楽の種
・苦をせねば楽は成らず
・苦を知らぬ者は楽も知らない
・人間万事塞翁が馬
【英語訳】
・There is pleasure without pain.
・Take the good with the bad.
「楽あれば苦あり苦あれば楽あり」の解説
「楽あれば苦あり苦あれば楽あり」っていうことわざはね、人生は良いことばかりではなく、楽しいことがあればその後には苦しいこともあるし、苦しいことがあればその後には楽しいことも来るよ、っていう意味なんだよ。
つまり、人生は山あり谷ありで、うまく行くことばかりじゃないよっていうことを教えてくれるんだ。だから、あまりにも楽しいときには油断せず、辛いことがあったときもあきらめずに頑張るんだよ。
さらに、このことわざは「怠けた生活を送っていれば、後で大変なことになるよ」っていう警告も含んでいるんだ。「怠けてばかりいると、後で大変なことになるよ」という意味もあるんだよ。
でも、逆に「苦労しておけば、後で楽になるよ」とも言っているんだ。つまり、今頑張れば、後で報われるよっていうメッセージもあるんだ。
このことわざは、「江戸いろはかるた」という昔の遊びの中でも使われていたんだよ。人生の苦楽を織り交ぜた、とても深い教えを含んでいるんだね。
「楽あれば苦あり苦あれば楽あり」の使い方
「楽あれば苦あり苦あれば楽あり」の例文
- 今年は台風で作物がみんなダメになってしまったが、楽あれば苦あり苦あれば楽ありで、来年はおいしい野菜がたくさん摂れることを願うよ。
- 長い間、彼は激しい病気と闘いながらも、その後回復し、家族との楽しい時間を取り戻した。まさに「楽あれば苦あり苦あれば楽あり」で、彼の人生は喜びと困難が交互に訪れている。
- 人生は、楽あれば苦あり苦あれば楽ありだから、辛いけれど、今はじっと耐え忍ぶことが大切だ。
- 彼女は失業して苦しい時期があったが、その後新しい仕事に恵まれ、充実した日々を過ごすようになった。「楽あれば苦あり苦あれば楽あり」と言われるように、彼女の人生も幸せと苦難が繰り返されている。
- 彼の座右の銘は「楽あれば苦あり苦あれば楽あり」だ。そういえば、わたしは今まで一度も、彼がくよくよしているところを見たことがない。
つまり、常に楽しいことばかりが続くわけではなく、同時に困難なことばかりが続くわけでもないということを教えてくれているんだ。