「兵は神速を尊ぶ」の意味(語源由来・出典・類義語・英語訳)
【ことわざ】
兵は神速を尊ぶ
【読み方】
へいはしんそくをたっとぶ
【意味】
戦争は一瞬の遅れが運命を左右するものだから、速く攻撃することが最も重要であるという事。
戦いは迅速果敢に軍隊を動かすことが何よりも大事であるという事。
速ければ速いほど有利になる、というのがこのことわざが言うとることやね。
【語源・由来】
「神速」は神業のようにきわめて速いこと。
【出典】
中国西晋代の官僚・陳寿により記された歴史書『三国志・魏書・郭嘉伝』にある記述から。
【類義語】
・兵は拙速を聞く
・兵は神速を貴ぶ
【英語訳】
・Soldiers honor the Godspeed
「兵は神速を尊ぶ」の解説
「兵は神速を尊ぶ」という言葉は、「魏志」郭嘉伝から来ていて、戦争においては何事も迅速に行うことの重要性を説いているんだ。この言葉は、戦場での速さが勝利に直結することを意味していて、戦いの中で迅速な行動が神のように価値があるとされているよ。
この表現は、ただ速く動くことだけではなく、決断や行動を素早く、効率的に行うことが如何に重要かを教えているんだ。たとえば、敵に先手を打つ、迅速に補給路を確保する、機敏に退却するなど、戦場でのすべての行動が速ければ速いほど、敵に対する優位性を保つことができるというわけだよ。
この考え方は、戦争だけでなく、ビジネスやスポーツ、日常生活の決断にも応用されることがあるんだ。速いだけではなく、適切で効果的な速さが求められる場面でこの言葉を思い出すといいね。
「兵は神速を尊ぶ」の使い方
「兵は神速を尊ぶ」の例文
- 兵は神速を尊ぶを地でいく我が軍隊を、なめてもらっては困るよ。
- 兵は神速を尊ぶというように、何事もスピードが大事だということを彼は私に教えてくれました。
- 兵は神速を尊ぶという言葉を、彼らのチームは我々に見せつけてきた。こちらが考える間もなく攻めてきた。
- 兵は神速を尊ぶといえど、思いつきだけで行動してはダメだ。一度作戦会議をさせて欲しい。
この言葉は、速さが神がかり的な効果を持つとされていることから、何事も早く処理することを尊ぶ意味があるんだよ。