【ことわざ】
下手があるので上手が知れる
【読み方】
へたがあるのでじょうずがしれる
【意味】
力の劣る人がいるためにすぐれた人が目立つ。比較対象があってこそ、そのよさ、巧みさが明らかになるということ。
【語源・由来】
世の中に上手な人しかいなければ、上手なのが当たり前でその価値がわからなくなってしまうという事から。
【類義語】
・馬鹿があって利口が引き立つ
・下手は上手の飾り物
・夜昼あって立つ世の中
【対義語】
–
【英語訳】
・Since there is poor, good is known.
・It is the language which defends a poor person.
下手な人の自己弁護や、下手な人に対して「無意味な存在などない」と慰めるときに使われがちです。
また「下手があるので上手がわかる」「下手ありて上手わかる」と表すこともあります。
また「下手があるので上手がわかる」「下手ありて上手わかる」と表すこともあります。
「下手があるので上手が知れる」の使い方
今回の絵画コンクールで銅賞だったわ。私は金賞の自信があったからがっかりだわ。
そんな、素晴らしいじゃないか!僕なんか一度も賞をもらった事がないよ。
そう?でも君の絵も上手とは言い難いけれど、独創的でとても面白いと思うわ。
まあでもいいんだ。下手があるので上手が知れるというだろう。僕のように不器用な人間がいるからこそ、君の絵が評価されるんだろう。
「下手があるので上手が知れる」の例文
- 下手があるので上手が知れるというだろう、君が目立っているのも僕のおかげと言えなくもないはずだ。
- 下手があるので上手が知れると自分に言い聞かせて、開き直っている。
- 下手があるので上手が知れるだから、彼の役割もチームに置いてはとても重要だよ。
- 下手があるので上手が知れるというのはただの言い訳だ。本当は悔しいと思っているのだろう。