【ことわざ】
的を射る
【読み方】
まとをいる
【意味】
物事の肝心な点を的確・確実にとらえること。
「的」とは、平安時代中期の辞書「和名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)」に弓や銃砲の発射練習をする時に、目標として立てておくものと示されています。「的はずれの批判(まとはずれのひなん)」、非難の的になる(ひなんのまとになる)」、「命を的に戦う(いのとをまとにたたかう)」という表現も一般的にはよく使われています。
【英語訳】
直訳では hit the mark/target(的を射る) 意訳ではThat is the point.(そこが肝心だ)が考えられます。
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「的を射る」の使い方
各クラスの自主研究発表は面白かったね。健太君は何が面白かった?
そうだな・・・1組の地域の農産品の発表は良かったと思うよ。
そうね、分かりすくて的を射た説明してたね。
それに美味しそうだったな。・・・ん・・・どうかした。
「的を射る」の例文
- その説明では分かりにくい、何が言いたいのかしっかり的を射ることが必要だ。
- 的を射ることは簡単ではない。その物事の本質を知り、根本から理解している必要がある。
- 彼の説明はすばらしいな、短時間で言葉だけでなくビジュアルも活用して的を射ることに習熟(しゅうじゅく)している。
- 聴衆を引きつけるためには、何を欲しているのかその的を射る必要がある。
まとめ
その物事に全く関係ない人に、表面的な知識で説明しても理解してもらえません。核心を見抜いて自分の言葉で、しかもできるだけ少ない言葉で説明して理解さえることができる人は、すばらしい能力の持ち主です。そうとう勉強しているか、それとも常に本質は何かという視点で考えているのか、いずれにしても見習いたいものです。