「選んで粕を掴む」の意味(類義語)
【ことわざ】
選んで粕を掴む
【読み方】
えらんでかすをつかむ
【意味】
あれこれと条件をつけて選択していると、かえって粕(つまらないもの)を掴むことがある。選り好みもほどほどにしないと失敗するという戒め。
粕=酒粕。転じてつまらないものの意。
「選んで粕を掴む」ということわざは、あまりにもえり好みをし過ぎて、結果的にはつまらないものを選んでしまう状況を表しているんだ。
あーなるほどな。これは、「選びすぎて結局ダメなものを選んじゃう」ってことやな。
色々な選択肢を見て、あれもこれもと欲張って考えると、結局何も良いものが選べへんてことやな。欲張りすぎずに、必要なものを見極めることが大事ってことを教えてくれてるんやな。
【類義語】
・選れば選り屑
・選り取り見取り、選りに選って選り粕
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「選んで粕を掴む」の解説
カンタン!解説
「選んで粕を掴む」っていうことわざはね、自分の好きなものを選びすぎて、結果として全然良くないものを選んでしまうことを表しているんだよ。
例えばね、お店でお菓子を選んでいて、いろいろ迷った結果、結局一番おいしそうに見えなかったものを選んでしまった、みたいなことを言うんだよね。「粕」っていうのは、酒を造るときに残るつまらない部分のことを指すんだ。だから、「選んで粕を掴む」は、選択肢がたくさんある中で、最終的に一番良くない選択をしてしまうことを意味しているんだよ。
だから、このことわざは、「選びすぎて結局最悪の選択をしてしまう」っていう教訓を教えているんだね。選ぶ時は、自分の欲望だけに囚われず、冷静に考えて選ぶことが大切だよ。
「選んで粕を掴む」の使い方
今日は、楽しみにしていた福袋を買いに行ったんだけど、選んで粕を掴むとはよく言ったもので、選びに選んだのに、中身が気に入らないものばかりだったんだ。
その福袋は、健太くんが選んだものを含め、全部、はずれだったんじゃないの?
そんなことは無いよ。友人が選んだものは最高に良いものが入っていたんだ。だから、僕だけが、中身が悪かったんだと思う・・・。
次からは、直感で即決すると良いかもしれないわね。
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「選んで粕を掴む」の例文
- 選んで粕を掴むというが、40歳を過ぎるまで結婚相手を誰にするか選び続けてきたが、そこまでして選んだ相手は、相性が最悪だった。
- 選んで粕を掴むというが、どれがおいしいか10分かけて選んだ焼き芋は、苦くておいしくなかった。
- 選んで粕を掴むというが、たいてい、悩んで引いたくじははずれで、悩まず引いたくじは当たりだ。
- 選んで粕を掴むというが、5社から内定をもらって、選んだ就職先はブラック企業だった。
- 選んで粕を掴むというが、いつも慎重に選びすぎて、その間にチャンスを逃しているような気がする。