「負んぶに抱っこ」の意味(語源由来)
【慣用句】
負んぶに抱っこ
【読み方】
おんぶにだっこ
【意味】
何から何まで人の世話になること。他人の好意に甘えて頼り切ること。
つまり、「何から何まで人に頼ってしまう」ってことやな。人の親切心に甘えて、自分で何もしないで他人に任せきりにする、そんな態度を指すんやな。
これは、自分で立つ力をつけることの大切さを教えてくれる言葉やな。
【語源由来】
負んぶしてやれば次には抱っこをしてもらうように、次から次へとむやみに人に甘えて頼むこと。
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「負んぶに抱っこ」の解説
カンタン!解説
「負んぶに抱っこ」っていう言葉は、自分で何かをするのではなく、何から何まで人に頼ってしまうことを指すんだよ。
これは、小さい子どもがお母さんやお父さんに、「抱っこして~」とか「おんぶして~」とか、次々に甘えてくる様子からきているんだ。いつも何かを頼んで、自分で歩こうとしない様子を想像してみてね。それが大人になっても続いて、すべてのことを人に頼って自分では何もしない人のことを「負んぶに抱っこ」と言うんだ。
だから、「負んぶに抱っこ」っていうのは、自分で何かをする力をつけることが大切だよ、ということを教えてくれる言葉なんだよね。
「負んぶに抱っこ」の使い方
ともこちゃん。お願いがあるんだけど・・・。
健太くん。いつも私に宿題を写させてもらっているわよね。先生に怒られた時、助け船を出しているわよね。遅刻しないように、朝、迎えに行ってあげているわよね。私に負んぶに抱っこなのに、まだ何か甘えようとしているの?
いつも、負んぶに抱っこで申し訳ないと思っているよ。ありがとう、ともこちゃん。それで、今日は、ともこちゃんの友達にラブレターを渡してほしいんだけど・・・。
自分で渡しなさーい。
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「負んぶに抱っこ」の例文
- 彼女は、レストランの予約から、食事の支払いまで私に負んぶに抱っこだったのに、不機嫌そうだ。
- 彼は、もういい年なのに、働かず実家暮らしで親に負んぶに抱っこだ。
- 優秀な人が一人いるので、みんな彼に、負んぶに抱っこなのである。
- 今日は、手伝うだけの約束だったのに、結局、彼は何もせず私に負んぶに抱っこだった。
- 祖父が資産家なので、父も孫の僕も祖父に負んぶに抱っこだ。
つまり、他人の親切心に頼り切って自立しない、という意味が含まれているよ。