【ことわざ】
骸骨を乞う
【読み方】
がいこつをこう
【意味】
退官や辞職を願い出ること。
【語源・由来】
「史記」より。中国の故事から。中国、楚の項羽に仕えた謀将の范増が辞職を申し出たときに言ったことばによる。身は主君に捧げたので、せめて無用になった骸骨だけを返してほしいということ。
【スポンサーリンク】
「骸骨を乞う」の使い方

長年、学校や生徒のために尽くして来てくれた教頭先生が骸骨を乞うたそうだよ。

へえ。あの教頭先生はとても働き者で有名で、学校の周辺の道路まできれいにしてくれていたのよね。

僕は、教頭先生に、勉強だけでなく、大きなドングリをもらったり、草笛を作ってもらったりしたなあ。いなくなったら寂しいなあ。

そうね。みんなで何か感謝の気持ちを伝えるものを作りましょうよ。
「骸骨を乞う」の例文
- 長く仕えてくれた秘書が骸骨を乞うたので、正直困ってしまった。
- 父は骸骨を乞い、官僚の職を辞して、祖母の介護に専念した。
- 気心が知れた家政婦さんが骸骨を乞うたのだが、彼女以上の人材はいるだろうか。
- 彼の生まれ育った土地で大地震が起き、骸骨を乞うて故郷に戻ろうと決心したが、認められなかった。
- 年老いて、迅速な判断ができなくなった祖父は、長く勤めた会社に骸骨を乞うた。
- 彼女は、老年で骸骨を乞うたが社長に泣いて引き留められた。