「千鈞の重み」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
千鈞の重み
【読み方】
せんきんのおもみ
【意味】
極めて重いこと。非常に価値が高いこと。または、そのようなもの。「鈞」は重量の単位。
「千鈞の重み」という表現は、極めて重いもの、あるいは非常に大きな価値があるものを意味しているんだよ。
ほう、そういうことかいな。つまり「とっても重たい」や「大きな価値がある」ってことを言いたいときに使う言葉やな。
例えば、大きな責任を感じる時や、重大な決断をする時に「千鈞の重みを感じる」とか言うんやな。ただの重さじゃなくて、その重要性や価値の大きさを表現するのに使える言葉やね。
【語源・由来】
一鈞は約1.8Kg。非常に重いことに例えたことば。
【出典】
『史記』
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「千鈞の重み」の解説
カンタン!解説
「千鈞の重み」という表現は、非常に重い、または非常に大きな価値があることを意味する言葉なんだよ。「鈞」というのは重さを表す単位で、古代中国で用いられていたんだ。一鈞は約7.68キログラムとされているので、千鈞というと約7680キログラム、つまり非常に重い重さを表しているんだね。
この表現は、文字通りには非常に重い物理的な重量を示すが、比喩的には非常に大きな影響力、責任、価値などを持つ事柄を指して使われることがあるよ。例えば、重大な決定や責任を背負っている状況を「千鈞の重みを持つ」と表現することができるんだ。
また、非常に価値のあるものや、重要なものについても「千鈞の重みがある」と言うことができるよ。このように、物理的な重さだけでなく、比喩的な重さや価値を示すのに使われる表現なんだね。
「千鈞の重み」の使い方
ともこちゃん!この扉、千鈞の重みがあるよ。空手で鍛えた僕がどれだけ押してもまったく開かないよ。
それはそうよ。押すんじゃなくて引くのよ。
えっ。そうなの?あっ。本当だ。
・・・しっかりしてよ。
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「千鈞の重み」の例文
- 先ほど見た物に対する恐怖のせいで、何かしら、心臓に千鈞の重みを加えられたような感じになり、何も言えなかった。
- 先生のご忠告には、千鈞の重みがあります。
- その丘の上の巨大な岩は、千鈞の重みがありそうだが、昔、一人の力持ちがこの辺りに住んでいて、担いでここに投げたと言い伝えられている。
- 生徒会を担当している先生は、会議中あまり発言をしないけれども、私たち生徒が困っている時、千鈞の重みを感じさせる一言を言ってくれる。
- ホームシックにかかった時に家族から受け取った手紙は、千鈞の重みがあった。
- そのおじいさんは、頭髪は真っ白で、声もかれているが、その言葉には、千鈞の重みがあった。