「善は失うべからず、悪は長ずべからず」の意味(出典)
【ことわざ】
善は失うべからず、悪は長ずべからず
【読み方】
ぜんはうしなうべからず、あくはちょうずべからず
【意味】
善行をするチャンスを逸してはいけない。悪い考えが心に浮かんでも消し去り、大きく膨らませてはいけない。
人生、いつ何が起こるかわからんから、いつも心に良いことを持って、悪いことからはすぐに離れるんが大事なんやで。
「春秋左氏伝」
「善は失うべからず、悪は長ずべからず」の解説
「善は失うべからず、悪は長ずべからず」ということわざは、良いことを行う機会を逃してはならない、また悪い考えや行動は長引かせてはいけないという意味を持っているんだよ。この言葉は、善行を積極的に行う重要性と、悪い思考や行動を速やかに断ち切るべきだという教訓を含んでいるんだね。
このことわざは、良い行いや善行の機会があるときにはそれを大切にし、積極的に行動することの大切さを示しているよ。「善は失うべからず」という部分は、善いことをするチャンスを逃さず、良い行いを積むことの重要性を強調しているんだ。
一方、「悪は長ずべからず」という部分は、悪い思考や行動が心に浮かんだとしても、それを長引かせずにすぐに止めることが重要だと教えてくれるんだよ。悪い考えや行いを長く続けることが、自分自身や他人に害を及ぼす可能性があるから、そのようなものは早めに断ち切るべきだということなんだね。
この言葉は、日々の行動や思考において、善良であることの重要性と、悪い行動や思考から離れることの大切さを教えてくれるんだ。
「善は失うべからず、悪は長ずべからず」の使い方
「善は失うべからず、悪は長ずべからず」の例文
- 善は失うべからず、悪は長ずべからずというのに、日本の政治家は、悪いと思ってももみ消すだけで思いとどまらないからこの国は悪くなる一方だ。
- 良いことは迷わずやり、悪いことは迷わずやめる。善は失うべからず、悪は長ずべからずだ。
- 正しいことは即行、悪いことは即停止。善は失うべからず、悪は長ずべからずと心に留めて行動する。
- どんなに良い人でも気の迷いは生ずるものだから、善は失うべからず、悪は長ずべからずと自分を戒めておく。
- 正義と思ってやっていたことが悪だと気付いたら、すぐにやめるべきだ。善は失うべからず、悪は長ずべからずという。
それと同時に、悪い考えや行動が浮かんだとしても、それを大きくせずにすぐに取り除くべきだという教えが含まれているよ。