「手鍋下げても」の意味(語源由来)
【ことわざ】
手鍋下げても
【読み方】
てなべさげても
【意味】
好きな男の人と結婚できるなら、召使いをやとわず、自分で煮炊きするような質素な暮らしも嫌とは思わない。
「手鍋下げても」という表現は、愛する人と結ばれるためなら、どんな苦労も厭わないという意味を持つことわざなんだよ。
ほうほう、そういう意味かいな。つまり、大好きな人と一緒になるためなら、どんな困難も乗り越える覚悟があるってことやな。
たとえ貧しくても、愛する人との生活を選ぶっていう強い気持ちを表してる言葉やね。愛のためなら何でもできるっていうのを教えてくれる言葉やな。
【語源・由来】
召し使いも置かず、女主人が自分で煮炊きするような質素な生活をすることのたとえ。「手鍋」は取っ手のついた鍋のこと。
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「手鍋下げても」の解説
カンタン!解説
「手鍋下げても」という言葉は、愛する人と夫婦になるためならどんな苦労もいとわない、という意味のことわざだよ。
この表現の背景には、昔の日本での女性の生活が関係しているんだ。昔は、女性が結婚して夫の家に入る際に、自分の手鍋(自分で使う鍋)を持って行くことが一般的だったんだね。これは、新しい家庭での生活を始める象徴的な行為だったんだよ。
「手鍋下げても」という言葉は、自分が愛する人と結婚するためなら、新しい生活のために必要なものだけを持って、どんな困難や苦労にも立ち向かう覚悟がある、という強い意志を表しているんだ。つまり、本当に愛する人との結婚なら、どんな苦労も乗り越える価値があるという意味なんだね。
このように、「手鍋下げても」という表現は、愛する人のためならどんな困難も乗り越えようとする強い決意を示している言葉なんだよ。
「手鍋下げても」の使い方
ともこちゃんのお姉ちゃんは、結婚の予定はあるの?
どうかなあ。お見合い写真はたくさん届いてるんだけど、好きな人であれば手鍋下げても構わないから恋愛結婚がしたいって言っているわよ。
へえ。お見合いの話がたくさん来ているんだね。ともこちゃんのお姉ちゃんはきれいだもんね。そういえば、ともこちゃんはお姉ちゃんに似ていないね。
・・・どういう意味?
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「手鍋下げても」の例文
- 好いた同士ならば手鍋下げても、きっと幸福にやって行けると思っています。
- あの人となら手鍋下げてもの気持ちです。
- 手鍋下げても、私は、父さんが選んだ人ではなく自分が選んだ人と結婚する。
- 父は、この辺りで有名な男前だったので、お嬢様だった母は、手鍋下げてもいいといって押しかけて来たそうだ。
- 手鍋下げても、と言って結婚した二人だったが、結局、貧しさに耐えられなかったようだ。
- 手鍋下げても、あなたと結婚できるならば、私は世界で一番幸せな女になることができるでしょう。