「寝首を掻く」の意味(語源由来)
【ことわざ】
寝首を掻く
【読み方】
ねくびをかく
【意味】
油断させておいて、卑劣な手段を用いて相手をおとしいれる。
へぇ、それはけっこう厳しい言葉やな。つまり、「人が一番気を許しているときに、その弱みにつけ込んで害を与える」ってことやな。直接的にも比喩的にも、相手を裏切るような行為や、人をだますような策略を示してるんやね。
これは、人との信頼関係の大切さや、油断大敵ということを教えてくれる言葉や。信頼を裏切るようなことがどれだけ人にとって大きなダメージを与えるかを思い知らせるわけや。。
【語源・由来】
眠っている人を襲って、その首を切り取るという意味から。
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「寝首を掻く」の解説
カンタン!解説
「寝首を掻く」という表現は、元々は文字通りに眠っている人の首を襲う、つまり寝ている間に攻撃するという意味から来ているんだ。しかし、現代ではもっと広い意味で使われることが多く、人が油断している隙に裏切る行為や、不意打ちで危害を加える行為を指して用いられるよ。
- の意味では、実際に眠っている人を物理的に襲うという直接的な攻撃を指す場合もあるが、これは非常に過激な表現であり、実際には法に触れる犯罪行為になるよ。
- の意味での「寝首を掻く」は、比喩的に使われることが多いんだ。これは、人が最も警戒を緩めている時に、裏から陥れたり、計画を立てて害を及ぼしたりするような行為を指しているよ。例えば、ビジネスの世界で不意に競合他社に大きな打撃を与える戦略を実行することや、個人間の関係で信頼を裏切るような行為などがこれにあたるね。
このように、「寝首を掻く」という言葉は、相手が無防備な状態を狙って何らかの悪意ある行為を行うことを表しており、その行為が卑劣であることを強調しているんだ。この表現を使う時は、その重い意味合いを理解した上で慎重に用いることが重要だよ。
「寝首を掻く」の使い方
健太くん。今日の空手の大会は調子が悪かったわね。
うん。ライバルの選手がくれたバナナを食べてから調子が悪いんだ。寝首を掻かれたかもしれない・・・。
バナナでお腹を壊すかしら?もしかしてたくさん食べた?
うん。あまりにおいしいバナナだったから、一房食べてしまったよ。あー、食べ過ぎかあ・・・。
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「寝首を掻く」の例文
- 健太くんは調子がいいから、いつ寝首を掻かれるようなことにならないとも限らないと、一応警戒もしていました。
- 彼は寝首を掻くようなことを平気でやる男なので、注意したほうがいいですよ。
- ともこちゃんは、お人好しですぐ人を信用するから寝首を掻かれることになるんですよ。
- 彼は頼りになるけれども、いつ寝首を掻かれるか分からない人物なので部下にするには少々怖い気がする。
- ともこちゃんという子は、か弱い女の子にみせかけておいて、こちらが隙を見せたら寝首を掻くから、気を付けなくてはいけない。
一つ目は文字通り、眠っている人を不意に襲って命を奪うという直接的な意味。二つ目は、比喩的に、人が最も油断している時に裏切りや策略を仕掛けて害を及ぼすことを意味しているんだね。