「隣の花は赤い」の意味(語源由来・類義語・対義語・英語訳)
【ことわざ】
隣の花は赤い
「隣の薔薇は赤い」と表すこともあります。
【読み方】
となりのはなはあかい
【意味】
他人のものは自分のものよりよく見えるということ。
つまり、自分が持ってるものよりも、他人の持ってるものが鮮やかに見えたり、より良く見えたりすることやな。
でも、実際は自分のものも他人から見れば同じように思えるんやで。
【語源由来】
隣に咲いている花は、自分の家に咲いている花よりも美しく見えることから。
【類義語】
・内の米の飯より隣の麦飯
・隣の芝生は青く見える
・隣の糂汰味噌
・隣の牡丹は大きく見える
・他人の飯は白い
【対義語】
・隣の白飯より内の粟飯
・人の物より自分の物
【英語訳】
・The grass is always greener on the other side of the fence.
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「隣の花は赤い」の解説
カンタン!解説
「隣の花は赤い」っていうことわざはね、他人のものや他の場所のものが自分のものよりも良く見えてしまう、っていう意味だよ。直訳すると「隣の家の花は赤い」ってなるんだけど、これは「隣の家に咲いている花は、自分の家に咲いている花よりも鮮やかで美しく見える」という感じだね。
人間って、どうしても自分の持っているものよりも、他の人の持っているものが良く見えることがよくあるんだよね。それが、このことわざの意味だよ。でもね、本当は自分の持っているものも他の人から見たら素晴らしいと思われているかもしれないんだよ。だから、「隣の花は赤い」っていうことわざは、自分の持っているものの価値を忘れないように、っていう教えも含んでいるんだよ。
「隣の花は赤い」の使い方
いただきます。そういえば、君のお弁当は、いつも誰が作っているの?
私のお母さんよ。いつも朝早くから作ってくれてるわ。
そうなんだ、見るたびに美味しそうで羨ましいよ。僕のお弁当もお母さんが作ってるけど、見た目がね。
そんなことないわ。隣の花は赤いだけで、あなたのお弁当もとても美味しそうよ。
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「隣の花は赤い」の例文
- いくら隣の花は赤いといったって、親を交換する事は出来ないのだから、文句を言ってはいけないよ。
- 隣の花は赤いというが、ほかの人のものは、自分のものよりよく見えて、うらやましい。
- 隣のクラスにきた新しい先生は、きれいで優しそう。そう言うと隣のクラスの子に、「隣の花は赤いのよ」と言われた。
- 最近、真新しい家具を買ったばかりのところに、彼女も最近購入したというアンティークの家具を写真で見せてきた。隣の花は赤く見えた。
- まさに隣の花は赤く、私の妻より彼の妻の方が出来がよく思っていたが、実際のところは彼も彼で大変らしい。
- 「健太くんのお母さんは美人でうらやましい。」とともこちゃんに言われた。隣の花は赤く見えるものなんだなとぼくは思った。
- ただ隣の花は赤く見えているだけで、君の才能というのも、それはそれでとても素晴らしい物である。
自分が持っているものじゃなくて、他人のものをうらやましく思う傾向を指すんだよ。