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【人の褌で相撲を取る】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語・英語訳)

人の褌で相撲を取る

「人の褌で相撲を取る」の意味(語源由来・類義語・英語訳)

意味
【ことわざ】
人の褌で相撲を取る

「他人の褌で相撲を取る」ともいう。

【読み方】
ひとのふんどしですもうをとる

【意味】
他人のものを使って、自分の利益を得ることのたとえ。

ことわざ博士
「人の褌で相撲を取る」という表現は、他人のものを借りて自分の目的に使うことを指しているんだよ。

この言葉は、他人の資源やアイデアを活用して自分の利益につなげる状況を表現するのに使われることが多いね。

助手ねこ
なるほどな。つまり、「他人のものを使って、自分のためになることをする」ってことやな。他人のアイデアやものを借りて、それで何かを成し遂げるってわけや。

便利に使うのもええけど、相手のことも考えながら上手に使わんとあかんね。

【語源・由来】
褌は、お相撲さんのしめている「まわし」のこと。他人のまわしを借りて相撲を取ったことが由来。

【類義語】
・他人の褌で相撲を取る
・他人の念仏で極楽まい
・人の提灯で明かり取る
・人の太刀で功名する
・人の牛蒡ごぼうで法事する
しゅうとの物で相婿もてなす

【英語訳】
One beats the bush,and another catches the birds.

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「人の褌で相撲を取る」の解説

カンタン!解説
解説

「人の褌で相撲を取る」ということわざは、他人のものやリソースを使って自分の目的を達成することを表しているんだ。これは、直接的に自分の力や資源だけで何かをするのではなく、他人のものを借りて、それを活用する様子を描いている言葉だよ。

この表現は、他人のアイデアや物資、時には名声などを利用して、自己の利益や目的を達成する行動を指すことが多い。特にビジネスの世界や政治の場で、他人の成果や地位を利用して自己の立場を高めることを描写するのに使われることがあるね。

例えば、ある人がプロジェクトを成功させるために、他の部署のアイデアやリソースを使って自分の成果として提示する場合、それは「人の褌で相撲を取る」と表現されることがある。この言葉はやや批判的なニュアンスを含んでいて、自力でなく他力を利用することの是非を問う場面で使われることもあるよ。

「人の褌で相撲を取る」の使い方

健太
今度の自由研究は、友達が話していたアイディアを使うことにしたよ。
ともこ
自分で考えてはいないの?
健太
うん、あれはなかなかいいアイディアだと思うから。
ともこ
健太くん、それじゃあ人の褌で相撲を取るようなものよ。
自分で考えなくちゃ。
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「人の褌で相撲を取る」の例文

例文
  1. 隣のチームが検討している企画を、先にこちらのチームで実行することにしたというけれど、それじゃあ人の褌で相撲を取るようなものじゃないか。
  2. ともこちゃんの読書感想文を真似しようとしたら、先生に人の褌で相撲を取ってはいけないとしかられた。
  3. もらった野菜を売って儲けているなんて、人の褌で相撲を取っているようなものだ。
  4. 人の褌で相撲を取るというけれど、土地を転がして利益を得ていてもいいじゃないか。
  5. 友達の考えていた計画を使って、自分たちが旅行へ行くなんて、人の褌で相撲を取ることになるよ。

【注意!】間違った例文

❌「とても困っていたところ、資金を援助してもらえることになったので、人の褌で相撲を取ることになった。」

他人の援助を受けるという意味で使うのは誤り。




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