「余り円きはまろび易し」の意味(類義語)
【ことわざ】
余り円きはまろび易し
【読み方】
あまりまろきはまろびやすし
【意味】
人柄が円満すぎるのも善し悪しだ。少しは角がないとつけこまれるということ。
「まろぶ」は、転がる、転ぶ。
「余り円きはまろび易し」ということわざは、「あまりにも人柄が円満過ぎると、逆に困難に立ち向かう力が弱くなり、つまずきやすくなる」を示しているんだ。
「余り円きはまろび易し」は、「人柄があまりにも温和すぎると、困難な状況に対処する力が弱まってしまう」ってことやな。
誰にでも優しくて、何事も円滑に進めようとするのは良いことやけど、それが過ぎると自分の意志が弱くなってしまうから注意が必要やね。
【類義語】
・あまり円いと転げやすい
【スポンサーリンク】
「余り円きはまろび易し」の解説
カンタン!解説
「余り円きはまろび易し」っていうことわざは、人がとても優しくて、いつも柔らかい態度を取っていると、他の人から利用されやすい、という意味だよ。
たとえばね、クラスメイトが「今日の宿題、忘れちゃった。君のノート、借りてもいい?」って頼んでくるけど、それが毎日のようになっちゃって、結局自分が困ってしまうみたいなことを指しているんだよ。
「まろぶ」っていうのは、転ぶという意味で、「円き」は円い、つまり角のないことを指しているよ。だから、「余り円きはまろび易し」っていうのは、「優しすぎると、困ることもあるよ」って教えてくれているんだよ。だから、自分自身を大切にして、頼まれることが増えたら、「今日は無理だよ」って言う勇気も必要なんだね。
「余り円きはまろび易し」の使い方
多くの高齢者が振り込め詐欺の被害者になっているよ。
みんな家族思いの良い人ばかりなのよ。余り円きはまろび易しというから、お金をせびるような家族は見捨てるくらいの冷酷さを持たないとだめよね。
騙される方が悪いみたいな言い方。
取られたお金は戻ってこないのよ。自分を守る手段を備えておいた方が良いわ。
【スポンサーリンク】
「余り円きはまろび易し」の例文
- 思いやり溢れる彼はつけいられやすい。余り円きはまろび易しだ。
- 優しい人は揉め事に巻き込まれがちだが、余り円きはまろび易し。少々角ばっていた方が良い。
- 余り円きはまろび易しというから、今日からお人好しはやめた。
- 好人物は、悪い人間にいいようにされやすい。余り円きはまろび易しというように、人を疑いの目で見る悪い心も大事だ。
- 余り円きはまろび易しというが、清らかな心の彼は、汚されることなく彼のままであってほしい。