「家に弊帚有り、之を千金に享る」の意味(語源由来)

家に弊帚有り、之を千金に享る
【読み方】
いえにへいそうあり、これをせんきんにみつもる
【意味】
うぬぼれの強いこと。自分の欠点には気付かないことのたとえ。自分の家の破れたほうきを、千金の価値があると思いこむ意から。


要するに、自分の物や能力を大げさに考えたり、自分の欠点に気づかへんことを指してるんやな。これは、うぬぼれや自己満足が強いってことを教えてくれるわけやな。
【語源・由来】
「曹丕」の典論論文より。出典には「俚語に曰く、家に弊帚有り、之を千金に享る、と。斯れ自らを見ざるの患いなり」とある。
「家に弊帚有り、之を千金に享る」の解説
「家に弊帚有り、之を千金に享る」っていうことわざは、自分の欠点に気づかずに、逆に自分のことをすごく良く思っている状態を描いているんだよ。
例えばね、自分の家にある古くてボロボロのほうきが、まるで千金(すごく高価なもの)みたいに大切だと思っているような状態を想像してみて。これは、自分がどれだけ素晴らしいか、自分のものがどれだけ価値があるかを誇張して考えることを表しているんだ。
つまり、「自分の欠点に気づかずに、自分の価値を過大に評価する」っていうことを教えてくれているんだね。だから、自己認識を正しく持ち、自分の長所だけでなく、短所にも目を向けることが大切だよ。
「家に弊帚有り、之を千金に享る」の使い方




「家に弊帚有り、之を千金に享る」の例文
- 彼は家に弊帚有り、之を千金に享るような人間なので、鼻をへし折ってやりたくなる。
- 家に弊帚有り、之を千金に享る人は、自分を客観的に見ることができない人間と判断され、就職試験で落とされる。
- 家に弊帚有り、之を千金に享るというが、彼は自分の欠点に気付いていないからなおしようがない。一生あのままだろう。
- 世界に影響を与える100人に選ばれて以来、家に弊帚有り、之を千金に享るようになった。
- 地位も名誉も手に入れて家に弊帚有り、之を千金に享る男に成り下がった。























