【ことわざ】
生き馬の目を抜く
「生き馬の目をくじる」ともいう。
【読み方】
いきうまのめをぬく
【意味】
生きている馬の目を抜き取るほど、すばやく物事をする。油断のならないさま。
【語源・由来】
素早く物事を行うことを「生きた馬の目ですら抜き取ってしまうほど素早い」という風に例えたのがこの言葉の由来です。「馬の目」と喩えられた理由は、類句に「生き牛の目を抜く」があるため、人との関わりが深い動物であったからと考えられます。
牛よりも馬の方が足が速く、目を抜くことがより難しそうであることから、「生き牛」よりも「生き馬」が一般的に用いられるようになったと言われています。
【類義語】
・生き牛の目を抉る
・生き牛の目を抜く
【英文】
Water sleeps, the enemy wakes.
驚きの形容で使うのは誤りです。例文、予想外の展開に、彼は生き馬の目を抜くほど驚愕していたなどの使い方は間違い。
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「生き馬の目を抜く」の使い方
あの子すごいね!何回もテストで満点取るなんて。
ほんとう…。僕もああなりたいなー。
でもあの子、生き馬の目を抜くような態度で先生たちから、嫌われているらしいよ。
ええーそうだったの!知らなかった。
「生き馬の目を抜く」の例文
- 生き馬の目を抜くような部長でも、彼は人間味に欠けているから信用できない。
- 生き馬の目を抜くというマスコミも、捜査の仕方によっては協力を惜しまない。
- 彼は、苦戦していたが、生き馬の目を抜く中国で、利益を出した。
- 生き馬の目を抜く業界でやっていくには、やはり、それなりのものが必要だ。
- 彼の神経は、生き馬の目を抜くほどだ。