「痛い上の針」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
痛い上の針
「痛む上の針」「痛い上の針立て」ともいう。
【読み方】いたいうえのはり
【意味】
災難が重なって起きることのたとえ。
「痛い上の針」ということわざは、既に問題があるのに、さらに問題が重なってしまう状況を表しているんだよ。もともと痛いところにさらに針が刺さるという意味だね。
そうなんや、それはつまり、もう大変なことになってるのにさらに悪いことが起きる状況をいうんやな。
まあ、すでに痛いところにさらに針が刺さるようなことやったら、たまらんわな。それは、かなり厳しい状況やな。
【語源・由来】
痛い所に針が刺さり、さらに痛い意から。
【類義語】
・痛む上に塩を塗る
・泣き面に蜂
・弱り目に祟り目
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「痛い上の針」の解説
カンタン!解説
「痛い上の針」っていうことわざは、もう大変なことが起きているのに、さらに何か悪いことや困ったことが起きることを表しているんだよ。
例えばね、学校でテストの点数が悪かった上に、帰ってきたら自転車のタイヤがパンクしていた、みたいなときに使うんだよ。もうついてないときにさらについてない出来事が重なっちゃった、そんな感じを表しているんだ。
すでに痛いところに、さらに針が刺さるって考えると、それってすごく痛いよね。だから、「痛い上の針」っていうことわざは、厄介なことが重なってしまった状況をうまく表しているんだよ。
「痛い上の針」の使い方
電車が遅れた上に鳥にふんを落とされ、その上通学バックをひったくられ、痛い上の針だよ。
お祓いをした方が良いんじゃないの?
やっぱりそう思う?
命を落とす前にお祓いをした方が良さそうね。
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「痛い上の針」の例文
- 不幸な出来事が重なり痛い上の針、踏んだり蹴ったりだ。
- 痛い上の針でトホホな気分の所に蜂に刺され、まさに泣きっ面に蜂だ。
- 彼女に振られたばかりで傷心の僕に、痛い上の針のように追い打ちを掛けるような出来事があった。
- 痛い上の針で人生に対してやる気が無くなっていたところに、一条の光が見えた。
- 禍福は糾える縄の如しというのに、最近は痛い上の針で不幸続き。全く幸運がやってこないじゃないか。