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【一夫関に当たれば万夫も開くなし】の意味と使い方や例文(出典・類義語)

一夫関に当たれば万夫も開くなし

「一夫関に当たれば万夫も開くなし」の意味(出典・類義語)

意味
【ことわざ】
一夫関に当たれば万夫も開くなし

【読み方】
いっぷかんにあたればばんぷもひらくなし

【意味】
険しく守りが堅い要害堅固な場所のこと。

「関」は、しょくの国にあった最大の難所剣閣けんかくのこと。
ことわざ博士
「一夫関に当たれば万夫も開くなし」は、非常に難攻不落の地形、特にその防御が固い場所を指す言葉だよ。
助手ねこ
「一夫関に当たれば万夫も開くなし」っていうのは、難攻不落の地形や、守備がバッチリ固められてる場所のことを言うんやで。

つまり、一人が守ってるだけで、どんだけの大勢が攻めてきても突破できへんって意味やな。

【出典】
李白りはく」の詩「蜀道難しょくどうなん」から。一人が関所を守れば、万人が攻めても通れない意から。

【類義語】
・守るにやすく攻むるに難し

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「一夫関に当たれば万夫も開くなし」の解説

カンタン!解説
解説

「一夫関に当たれば万夫も開くなし」っていうことわざはね、すごく厳しい地形や、守りが固い場所を表していて、たった一人で守っていても、大勢の人たちがどんなに力を合わせて攻めても、その場所を開けることができないっていう意味だよ。

例えば、まるで山のような高くて急な壁があって、その上に一人のガードマンがいると想像してみて。たとえ何千人の人たちがその壁を乗り越えようとしても、その一人のガードマンがいる限り、誰も壁を越えることはできないんだ。

だから、「一夫関に当たれば万夫も開くなし」っていうことわざは、とても困難な状況や障害に対して、「どんなにたくさんの人が力を合わせても、それを乗り越えることは難しい」っていうことを示しているんだよ。

「一夫関に当たれば万夫も開くなし」の使い方

健太
箱根の山は天下の険といって、一夫関に当たれば万夫も開くなしだったんだよね。
ともこ
難所だったのよね。
健太
それを駅伝で走るなんてすごいな。
ともこ
どんな結果であろうとも、あの山を走るランナーは尊敬に値するわ。
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「一夫関に当たれば万夫も開くなし」の例文

例文
  1. 山と川に囲まれ一夫関に当たれば万夫も開くなしなので、攻めあぐねいていた。
  2. 一夫関に当たれば万夫も開くなしという場所に城を築く。
  3. 織田信長の岐阜城は小高い山の上にあり、一夫関に当たれば万夫も開くなしだった。
  4. 西郷隆盛が「官軍ではなく清正公に負けた」というくらい、熊本城は一夫関に当たれば万夫も開くなしの城であったという。
  5. 大坂冬の陣で徳川家の武力をもってしても落とせなかった一夫関に当たれば万夫も開くなしの大阪城は、現在公園として開放されている。

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