【ことわざ】
衣、新を経ずんば何に由りて故ならん
【読み方】
い、しんをへずんばなにによりてこならん
【意味】
何でも初めから古いものはないということ。
【語源・由来】
「世説新語」から。
古代中国の桓沖は新しい衣服を好まず、入浴後、妻が用意させた新しい服に怒ってそれを持ち帰らせた。ところが妻は「新しい衣服に手を通さなければ古くならない」という伝言を付けて再度渡したところ、桓沖は笑ってこれを着たという故事から。
【スポンサーリンク】
「衣、新を経ずんば何に由りて故ならん」の使い方
健太くん。また下北沢に行くの?
古着好きだからね。
衣、新を経ずんば何に由りて故ならんというわよ。新品を自分で着古せばいいじゃない。
自分で自分の色に染めていくのもいいね。下北沢行きを止めようかな。
「衣、新を経ずんば何に由りて故ならん」の例文
- アンティークがもてはやされているが衣、新を経ずんば何に由りて故ならんという。
- 中古物件の方が気をつかわなくてもいいというが衣、新を経ずんば何に由りて故ならんだから新築でもいいじゃないか。
- USEDの服を買うためにフリマアプリが活況を呈しているけれども、衣、新を経ずんば何に由りて故ならん。お店で実際に手に取って新品の服を選ぶ楽しみを思い出してほしい。
- 衣、新を経ずんば何に由りて故ならんといわれるのだから、古いものにこだわる必要は無いよね。
- 昭和風の喫茶店が人気だが、衣、新を経ずんば何に由りて故ならん。これらの喫茶店だって開店当初はピカピカだった。