「市に帰するが如し」の意味(出典)
【ことわざ】
市に帰するが如し
【読み方】
いちにきするがごとし
【意味】
市場に人が集まるように、徳のある人のもとには人が大勢寄り集まってくるということ。
「帰する」は、集まる。
「市に帰するが如し」ということわざは、人々が自然と集まる市場のように、高い仁徳を持つ人の元には自然と人々が集まるという意味だよ。
人間はやっぱりええ人に引かれるもんやわ。なんか安心するし、信頼できるしな。
たとえば、仁徳のある人のところには、みんな自然と集まってくる。それが「市に帰するが如し」っていう意味やねんな。
【出典】
「孟子」
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「市に帰するが如し」の解説
カンタン!解説
「市に帰するが如し」は、市場に人々が集まるように、仁徳がある人の元には自然と人々が集まってくる、という意味の成句なんだ。これは、その人の品性や人格、行動が高く評価され、人々が自然とその人を求め、集まってくる様子を象徴的に表現しているんだよ。
例えば、リーダーシップがある人や、人々に尊敬される人などは、その存在自体が他の人々を引き寄せ、その周りに人々が集まる傾向があるんだけど、そのような状況を「市に帰するが如し」と表現するんだ。
この成句は、人間関係や社会関係における引力の存在を示すものであり、良い人格や品性、行動が他人を引き寄せ、集まりや共同体を作る力を持つことを教えてくれるんだよ。
「市に帰するが如し」の使い方
彼は人気があるね。
常に人に囲まれているわよね。市に帰するが如しね。
僕もああいう風になりたいな。
健太くんは前世からやり直して徳を積まないとだめね。
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「市に帰するが如し」の例文
- 仁徳を備えた人のところには市に帰するが如し人が集まる。君が寂しいのは仁徳が無いからだ。
- 徳があると市に帰するが如しだが、金があっても人が集まる。しかし後者は利益目的なので、その人を慕って集まってくるわけではない。
- あの人は思いやり溢れる人なので、彼を慕う人たちで市に帰するが如しだ。
- 情け深い彼のもとには市に帰するが如し、人が集う。
- 彼は退職して肩書がなくなっても市に帰するが如しで、彼に会いに来る人が絶えなかった。