【ことわざ】
急がば回れ
【読み方】
いそがばまわれ
【意味】
急いでいる時は、少しぐらい危険でも近道をしたくなるが、遠回りでも安全な道を行ったほうが結局は早いことが多いということ。急ぐ仕事はかえって丁寧に、確実なやり方でやれという意味でも使われる。
【語源・由来】
連歌師の宗長が詠んだ「もののふの矢橋の船は速けれど急がば回れ瀬田の長橋」より。
【類義語】
・急がば高火
・急ぎの文は静かに書け
・急いては事を仕損じる
・近道は遠道
・遠道は近道
・走れば躓く
・回るは近道
・回るは早道
【対義語】
・巧遅は拙速に如かず
・急かねば事が間に合わぬ
【英語訳】
Make haste slowly.
More haste, less speed.
The longest way round is the nearest way home.
Slow and [but] sure [steady] wins the race.
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「急がば回れ」の使い方

健太くん、そんなに抱えていったら、途中で落として壊してしまうわよ。

大丈夫。一気に持って行った方が早いでしょう?うわあー。

ああ、健太くん。だから言ったのに・・・。急がば回れっていうでしょう?落として掃除をしたりする時間を思えば、何回かに分けて持って行った方が早いでしょう。

そうだね。ごめんなさい。
「急がば回れ」の例文
- 急がば回れという言葉にあるように、いったん休憩してから出発しないと、このまま歩き続けたら、どこかで倒れて余計に時間がかかることになるよ。
- 急がば回れという言葉にあるように、電車内で不調を感じたら、最寄りの駅で降りないと、貧血を起こし余計に時間がかかってしまう。
- 急がば回れっていう言葉があるように、最短距離で行こうとすると渋滞するから、こっちから回っていったほうが良いよ。
- 急がば回れっていう言葉にあるように、この契約を確実にしたいならば、クライアントだけじゃなく、こことここにも面倒がらずにあいさつに行っておいた方がいいよ。
- 急がば回れという言葉のように、寄り道をした人の方が人生の円熟味が増しているような気がする。