「一饋に十度立つ」の意味(語源由来・出典・類義語)
【ことわざ】
一饋に十度立つ
「一饋に十起す」ともいう。
【読み方】いっきにとたびたつ
【意味】
熱心に賢者を迎えること。政治に熱心なこと。
「一饋」は、一回の食事。
「一饋に十度立つ」ということわざは、非常に政治に熱心で、しきりに活動を続けることを表しているんだよ。
あー、それはつまり「政治にめちゃくちゃ熱心なこと」って意味やな。自分の主張を伝えるために、ずっと立ち上がって行動し続けることやな。
ちょっとしたことでも、何度でも立ち上がって、自分の意見を言うんやな。それぞれの意見をちゃんと伝えて、社会をよくしようとする熱意があるんやな。
【語源・由来】
中国夏の禹王が、善政を行う補佐となる賢者を熱心に求め、一回の食事中に十回も席を立って訪ねてきた賢者に会い、一回髪を洗う間に三回も髪を握ったまま訪問者に面会したという故事から。
【出典】
「淮南子」
【類義語】
・一饋に七度立つ
・握髪吐哺
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「一饋に十度立つ」の解説
カンタン!解説
「一饋に十度立つ」っていうことわざはね、古代中国の夏の禹王が賢者を迎えるために、ご飯を食べている最中にもかかわらず、10回も立ち上がったという話からきているんだよ。この話は「淮南子」っていう古い書物に書かれているんだ。
このことわざは、本当に熱心に何かを追求していること、特に政治のことを真剣に考えていることを示しているよ。
例えばね、ある人が自分の国をより良くするために、いつも新しいアイデアを考えていて、それを実現するために一生懸命働いているなら、その人は「一饋に十度立つ」って言えるんだよ。つまり、とっても熱心に何かを追求している、特に国のために働いているっていうことを表しているんだね。
「一饋に十度立つ」の使い方
一饋に十度立つような政治家が少ないわよね。
自分の利益だけ考えている政治家が多いね。
このままじゃこの国はおしまいだわ。
僕たち若者の力で住みやすい国にしていきたいね。
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「一饋に十度立つ」の例文
- 首相は忙しい合間を縫っては一饋に十度立つ。
- 一饋に十度立ち、有識者の意見を聞き政治の参考にする。
- 彼は首相在任中一饋に十度立つために、懇談会場にホテルの朝食を利用していたという。
- 彼は一饋に十度立つあまり体を壊した。
- 一饋に十度立つことも大事だが、幅広い層の意見を聞くようにしなければ効果は得られない。