「夷を以て夷を制す」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
夷を以て夷を制す
いをもっていをせいす
【意味】
他人の力で自分の利益を図ること。


その結果、自分らの国は戦争せんでもええわけや。うまく立ち回って利益を得て、安全も守る。そういう考え方を教えてくれてる言葉やな。
【語源・由来】
異民族を使って異民族を制する戦略。敵同士を戦わせ、自分の国の安全を図る意から。
【出典】
「後漢書」
「夷を以て夷を制す」の解説
「夷を以て夷を制す」っていうことわざは、ある国を使って別の国をコントロールすることで、自分たちの国は戦争をしなくても利益を得て、安全を守ることを表しているんだよ。
このフレーズはちょっと難しいかもしれないね。例えば、ちょうどサッカーチームが強い相手チームと戦う前に、その相手チームがもっと強い別のチームと戦って疲れてしまうのを待って、自分たちのチームが有利になるようにするみたいな感じだよ。
「夷」っていうのは古代中国で、中国の中央政府から見て辺境の地や外国のことを指す言葉だったんだ。だから、「夷を以て夷を制す」は、「ある国を利用して別の国をコントロールする」っていう意味になるんだよ。
つまり、このことわざは、「自分たちの国が戦争をしなくても安全を守り、利益を得るために、他の国をうまく利用する」という戦略を教えているんだね。
「夷を以て夷を制す」の使い方




「夷を以て夷を制す」の例文
- A国とB国に戦争させ、夷を以て夷を制すようにこちらに敵意を向けさせず、かつ軍需産業で儲ける。
- 夷を以て夷を制すつもりが、敵の敵は味方となって両国が手を組み我が国に攻め入ろうとしている。
- 夷を以て夷を制すことで戦争を回避した。
- 直接手を下すのは嫌だったので、夷を以て夷を制すことで敵国と隣国に弱体化してもらった。
- うその情報を流し、夷を以て夷を制することに成功した。
























