【ことわざ】
一樹の陰一河の流れも他生の縁
「他生」は「多生」とも書く。
【読み方】
いちじゅのかげいちがのながれもたしょうのえん
【意味】
他人同士が一つの木の陰で雨宿りしたり、同じ川の水をくんで一緒に飲んだりするということは、前世からのつながりであるから、その縁を大切にしなさいという仏教の教え。
【語源・由来】
「他生の縁」は、生まれる前から定まっている因縁のこと。「多生の縁」とも書く。
【類義語】
・袖振り合うも多生の縁
・袖すり合うも他生の縁
・躓く石も縁の端
・一樹の陰も他生の縁
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「一樹の陰一河の流れも他生の縁」の使い方

本当に、クラスメイトのあいつには腹が立つなあ。許せないよ。

まあまあ、健太くん。そんなに怒らないで。一樹の陰一河の流れも他生の縁というじゃないの。同じクラスになったのも何かの縁でしょうから、仲良くしたらいいじゃない。

そんなこと言っても、ともこちゃんのことを不細工って言ったんだよ。許せないでしょう?

それは許せないわね。こらしめてやりなさい。
「一樹の陰一河の流れも他生の縁」の例文
- 一樹の陰一河の流れも他生の縁というんだから、仲良くやろう。
- 一樹の陰一河の流れも他生の縁とみんなが思えば平和な世の中になるだろう。
- 一樹の陰一河の流れも他生の縁というじゃないか、助けてくれないか。
- 一樹の陰一河の流れも他生の縁というから、見捨てるわけにはいかない。
- 一樹の陰一河の流れも他生の縁というように、すべての出会いはおろそかにできない。