「一日敵を縦せば数世の患い」の意味(出典)
【ことわざ】
一日敵を縦せば数世の患い
いちじつてきをゆるせばすうせいのうれい
【意味】
わずか一日でも敵を討つ手を緩めると、数代先までの災いの原因になるということ。
一日でも敵を見逃したら、それが何世代も後まで面倒なことになる可能性があるってわけや。それはもう、油断大敵ってことやな。敵に対しては、いつでも警戒心を持ち続けることの大切さを教えてくれてるんやな。
【出典】
「春秋左氏伝」
「一日敵を縦せば数世の患い」の解説
「一日敵を縦せば数世の患い」っていうことわざはね、ちょっと厳しい感じの教えなんだけど、ちょっとだけ敵や問題を見逃したり、手を緩めたりすると、それが後々大きな困り事になってしまうっていう意味なんだよ。
たとえば、お勉強が大変だからと言って、今日だけ宿題をサボってしまったとするね。それがすぐに悪影響を出すことはないかもしれないけど、それが続いたら、テストの結果が悪くなったり、理解が遅れてしまったりするんだ。そういう長期的な困り事を引き起こすってことだよ。
このことわざは、「敵を縦せる」って言っているけど、これは敵や問題を放置する、見逃すっていう意味だよ。「数世の患い」は、将来のたくさんの困り事や問題を意味しているんだ。
だから、「一日敵を縦せば数世の患い」ってことわざは、ちょっとした手抜きや問題を見逃すと、その結果が大きな問題になってしまうっていうことを教えてくれているんだよ。だから、何事もしっかりと向き合うことが大切なんだよね。
「一日敵を縦せば数世の患い」の使い方
「一日敵を縦せば数世の患い」の例文
- 一日敵を縦せば数世の患いというから、情に流されず攻撃の手を決して緩めない。
- 武士は一日敵を縦せば数世の患いと考え、敵の武将の家族親族まで全員手にかけた。
- 一日敵を縦せば数世の患いというが、なぜあの時許してしまったんだろう。
- 一瞬の気の迷いが一生どころか何世代にもわたる患いになるとは、一日敵を縦せば数世の患いとは本当だな。
- 一時の感情で敵を許したため、一日敵を縦せば数世の患いとなり子孫に迷惑をかけることだってある。