「有無相通ず」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
有無相通ず
「有無相通ずる」ともいう。
【読み方】うむあいつうず
【意味】
ある物とない物を融通し合ってうまくいくようにすること。
「有無相通ず」ということわざは、互いに持っているものや能力を使って、助け合い、うまく事を進めることを表しているんだよ。
ああ、そやな。つまり、「お互いに助け合って、物事をうまくいかせる」ってことやな。自分にあるもの、ないものを見つつ、その差を補い合うんやな。
これは、チームワークの大切さや、相手の持ってないものを自分が補ったり、逆に自分が持ってないものを相手に補ってもらうんやってことを教えてくれる言葉やな。
斉の桓公に、宰相の管仲が商人について説明したことば「多少を料り、貴賎を計り、その有する所を以て、その無き所に易え、賤に買い貴に鬻ぐ」から。
【出典】
「管子」
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「有無相通ず」の解説
カンタン!解説
「有無相通ず」っていうことわざはね、一方が持っていて、他方が持っていないものを、お互いに分け合ったり、助け合ったりして、うまく事が運ぶようにするっていう意味だよ。
例えばね、お弁当を忘れてしまった友達に、自分のお弁当を分けてあげるとか、逆に自分が宿題を忘れてしまった時に友達が手伝ってくれるとか、そういうことを指すんだ。お互いに助け合って、うまく問題を解決していくっていう意味があるんだよ。
この「有無相通ず」っていう言葉は、自分が持っているものや得意なことを使って、困っている人を助けたり、逆に自分が困った時に人から助けられたりすることを教えてくれる大切なことわざなんだよ。
「有無相通ず」の使い方
貨幣経済以前は、有無相通ずでうまくやっていたんだよね。
物々交換をしていたのよね。
その方が平和だったんじゃないかな。
その頃の文献が無いから何とも言えないけど、力が強くて気が強い人が権力をもつ世界だったんじゃないかしら。それってジャイアンに治められてるようなものでこわいかも。
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「有無相通ず」の例文
- 有無相通ずの原則で両国は経済摩擦を起こさないよう貿易をしている。
- 両者が有無相通ずることで、共に発展していく。
- 国語が苦手な僕は国語が得意なともこちゃんに教えてもらい、ともこちゃんには僕が得意な数学を教え有無相通ず。
- 醤油を貸してほしかったので、隣の家に米を持って行き有無相通ず。
- 価値観が異なっても有無相通ずれば、夫婦というものはうまくいくのかもしれない。