「牆に耳あり」の意味(出典・類義語)
【ことわざ】
牆に耳あり
【読み方】
かきにみみあり
【意味】
秘密にしていることは世間に漏れやすい。
だから、秘密の話をするときは、誰が聞いてるかわからへんから、気をつけなあかんってことやな。何言っても、壁が聞いてるかもしれへんで!注意、注意やな!
【出典】
「管氏」
【類義語】
・壁に耳あり障子に目あり
「牆に耳あり」の解説
「牆に耳あり」っていう言葉は、どこにでも耳があるかのように、秘密の話でも他の人に知られることがある、という意味なんだよ。これは「壁に耳あり」とも言うんだね。
考えてみて、壁に本当に耳があったら、壁の向こう側で何を話しているか、全部聞かれてしまうよね。だから、このことわざは、大切な秘密の話をするときは、とても注意しないといけない、と教えてくれているんだ。
出典としては「管子」の君臣の部分から来ていて、昔の中国の文章にこのような考えが出てくるんだ。
例えば、友達に内緒の話をするときでも、大声で話すと、近くにいる他の人にも聞こえてしまうことがあるよね。だから、大切なことを話すときは、周りをよく見て、安全な場所で話すことが大切だよ。
このことわざは、秘密の話は慎重に、そして信頼できる人だけに話すことの大切さを教えてくれているんだね。
「牆に耳あり」の使い方
「牆に耳あり」の例文
- 国家機密ですら漏れることがあり、牆に耳ありだ。
- ハッカーにとってはセキュリティなんて解き方の分かっているパズルのようなもので、インターネット回線に接続されていれば侵入は簡単だから牆に耳ありと思った方がいい。
- 牆に耳ありというが、まさかゴミから秘密が漏れるとは油断した。
- 壁に耳あり障子に目ありとか、牆に耳ありという。どんなことでも隠し切れないものだ。
- 周りに人がいないと油断していると牆に耳ありで、公に知られるところとなる。
壁に耳があるかのように、話が漏れやすいことを警告している表現なんだ。