「縁の目には霧が降る」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
縁の目には霧が降る
【読み方】
えんのめにはきりがふる
【意味】
縁があって結ばれる者の目には、相手の欠点が見えなくなること。
「縁の目には霧が降る」ということわざは、縁あって結ばれた人々にとって、相手の欠点は見えにくく、逆にその人の美しい部分が目立つ、という意味があるんだよ。
そうかいな。つまり、「縁がある人に対しては、その人の欠点が見えづらい」ってことやな。
逆にその人のええところが目に入りやすいんや。これは、自分が好きな人や、大事な人のことはいつも美しく見えてしまうっていう、人間の心理を表してるんやな。
霧がかかると視界が悪くなることから。
【類義語】
・痘痕も靨
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「縁の目には霧が降る」の解説
カンタン!解説
「縁の目には霧が降る」っていうことわざはね、友達や恋人、または家族など自分とつながりのある人に対しては、その人の欠点が見えにくい、むしろその人をきれいに見えるような気がするっていう意味なんだよ。
たとえばね、好きな人がいたとするね。その人がちょっとだらしないとか、足元がふらつくとか、そういう欠点があるとしても、好きだからこそ「まあ、それもまたカワイイんだよね」って思えるのが「縁の目には霧が降る」なんだよ。
このことわざの「霧」はね、霧が降ると遠くの物がよく見えなくなるでしょ?それと同じで、自分が好きな人や大切な人の欠点は見えにくくなる、つまりはっきりとは見えないってことを表しているんだ。
だから、「縁の目には霧が降る」っていうのは、自分が好きな人や大切な人に対しては、その人の欠点があまり気にならない、むしろその人をきれいに見えるような気がするっていう感情を上手く表しているんだよね。
「縁の目には霧が降る」の使い方
健太くん。彼女は危険よ。お付き合いをやめた方が良いわ。
彼女のことをよく知らないくせに文句を言わないでくれ。
縁の目には霧が降るね。何を言っても無駄だわ。
彼女は欠点がない最高の女性だよ。
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「縁の目には霧が降る」の例文
- 恋に盲目となり冷静さを欠く彼は、縁の目には霧が降る状態だ。
- 縁の目には霧が降るといい、恋する人には詐欺師でも良い人に見えるようだ。
- 恋をするのは良いが、恋にのめり込んではいけない。縁の目には霧が降るというから、常に客観視できるようにするべきだ。
- 健太くんの目には彼女の欠点は正義にうつるらしい。縁の目には霧が降るというけど厄介だな。
- 周囲にこんなに反対されているのにまだ彼の本性に気付けないとは、縁の目には霧が降るだな。お嬢様育ちだから尚更か。