「落ちれば同じ谷川の水」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
落ちれば同じ谷川の水
「落つれば同じ谷川の水」ともいう。
【読み方】おちればおなじたにがわのみず
【意味】
最初は違っていても最後に行きつくところは同じだということ。また、貧富の差があっても人間は死ねば同じ土になるということ。
あー、つまり、どんなに出発地点が違ったとしても、最後は同じところに集まるんやな。
そして、人間も金持ちや貧乏人、地位が高い人や低い人でも、結局はみんな同じように死んで行くんやな。それが「落ちれば同じ谷川の水」の教えやな。
【語源・由来】
「雨霰雪や氷とへだつれど落つれば同じ谷川の水」という一休禅師の和歌の下の句による。
【類義語】
・同じ高嶺の月を見る
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「落ちれば同じ谷川の水」の解説
カンタン!解説
「落ちれば同じ谷川の水」っていうことわざは、出発点はそれぞれ違うけど、最終的には同じところに行き着くんだよ、っていう意味だね。それと同時に、人間だって、生きている間はお金持ちだったり、貧乏だったり、立場が違うけど、死んだらみんな同じだよ、っていうことを教えているんだ。
これはね、一休禅師っていう有名な僧が詠んだ和歌から来ているんだよ。「雨あられ雪やこほりとへだつらんとくればおなじたに川の水」っていう歌なんだ。雨も霰も雪も氷も、出発点はみんな違うけど、最終的にはみんな同じ川の水になるっていう意味だよ。
だから、「落ちれば同じ谷川の水」っていう言葉は、いろんな違いはあるけど、最終的にはみんな同じっていうことを表しているんだね。それと同時に、生きている間の立場や財産は一時的なもので、死んだらみんな同じだよ、っていう教えも含まれているんだよ。
「落ちれば同じ谷川の水」の使い方
親ガチャって言うけど落ちれば同じ谷川の水だよね。
死ねば同じだけど、死ぬまでの間が天地ほどの差があるのよ。
それは嫌だね。
生まれた時の境遇も同じだったら不平不満は無いんだけどな。
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「落ちれば同じ谷川の水」の例文
- 中学受験しようが公立中にいこうが、落ちれば同じ谷川の水で優秀なら同じ大学で再び相まみえる。
- お金持ちも貧乏人も歯磨きをさぼれば虫歯になるし、落ちれば同じ谷川の水のように死を避けられない。
- サッカーにはまる入口は色々だけど、落ちれば同じ谷川の水で皆サッカー馬鹿となる。
- 信じる神がそれぞれ異なっても落ちれば同じ谷川の水だ。
- 名前や性別、生まれた国が違っても、落ちれば同じ谷川の水となる。
また、人間の立場による違い、貧富の差があっても、最終的には全ての人が等しく死という終わりに至る、という意味も込められているよ。