「溺るるに及んで船を呼ぶ」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
溺るるに及んで船を呼ぶ
【読み方】
おぼるるにおよんでふねをよぶ
【意味】
災難が起きてから対策しても間に合わないこと。
水に落ちてから船を呼んでも遅いし、戦いが始まってから矢を作っても遅いやろ?うまくいくためには、事前にちゃんと準備しておかないといけへんんやな。これからはしっかり準備しておくわ!
【出典】
「魏志」
【語源由来】
溺れてから船を呼んでも間に合わないことから。
【類義語】
・戦を見て矢を矧ぐ
・泥棒を捕らえて縄を綯う
・喧嘩を過ぎての棒乳切り
「溺るるに及んで船を呼ぶ」の解説
「溺るるに及んで船を呼ぶ」っていうことわざは、ちょっと難しそうに見えるけど、意味はすごくシンプルなんだよ。
この言葉の意味は、物事をするのに、時機がもう遅すぎることを表しているんだ。別の言い方をすると、「軍(いくさ)見て矢をはぐ」っていうことわざも同じ意味だよ。
具体的な例で言うとね、川で泳いでいて溺れそうになった時に、その時になってやっと助けを求めるようなことを想像してみて。その時になって助けを呼んでも、もう遅いよね。だから、このことわざは「もう手遅れ」っていう意味なんだ。
もう一つの「軍見て矢をはぐ」の方は、戦いが始まってから矢を削る(矢を作る)ようなことを言っているんだ。戦いが始まる前に準備しておかないと、戦いが始まってからでは遅すぎるよね。
どちらのことわざも、ちゃんと準備しておかないと、後で困ることを教えてくれるんだよ。だから、何か大切なことがある時には、早めに準備しておくことが大事だってことを覚えておこうね!
「溺るるに及んで船を呼ぶ」の使い方
「溺るるに及んで船を呼ぶ」の例文
- 日頃から危機管理をしっかりしておかないと、溺るるに及んで船を呼ぶでは遅すぎる。
- 何かあってからでは溺るるに及んで船を呼ぶなので、何かがある前に護身術を覚える。
- 災難にあってから保険に入っても溺るるに及んで船を呼ぶでお金は貰えない。無駄を覚悟で前もって入るから保険なんだ。
- 少子高齢化の時代が来ることは分かっていたのに何もせず、いまさら焦るとは溺るるに及んで船を呼ぶだ。
- 溺るるに及んで船を呼ぶことにならないよう、常に万が一を想定する。
ちょうど戦場に出てから矢を作り始めるようなもので、事前の準備を怠ってから慌てるのは効果がない、という意味だね。