「恩甚だしければ則ち怨み生ず」の意味(出典)
【ことわざ】
恩甚だしければ則ち怨み生ず
「恩甚しくして怨み生ず」ともいう。
【読み方】
おんはなはだしければすなわちうらみしょうず
【意味】
度を越えた恩寵は、他人から恨まれ憎まれる原因になるということ。
ほんまにそうやね。ありがたいことやと思ってやりすぎてしまうと、逆に相手に怨まれてしまうこともあるんやな。
ほどほどが大切やね。あまりにもやりすぎると、相手を窮屈にさせてしまうかもしれへんしな。恩を施すことも、程々にするのが一番やな。
【出典】
「亢倉子」から。
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「恩甚だしければ則ち怨み生ず」の解説
カンタン!解説
この「恩甚だしければ則ち怨み生ず」っていう言葉は、もし誰かにあまりにもたくさんのお世話をしてあげすぎると、逆にその人から嫌われることがある、という意味なんだよ。
例えば、友達に毎日おやつをあげすぎて、その友達が「もういらないよ!」って言ったり、自分でやりたいことを手伝いすぎて、逆に迷惑になったりすることだね。要するに、お世話をしすぎて、相手にプレッシャーを感じさせたり迷惑になったりすることを言うんだ。
だから、人に親切にするのはいいことだけど、相手の気持ちも考えて、ちょうどいい量にするのが大切だってことを教えてくれる言葉なんだよ。
「恩甚だしければ則ち怨み生ず」の使い方
ともこちゃんばっかりひいきされてずるいな。
恩甚だしければ則ち怨み生ずよね。やめてほしいわ。
良い思いをしているんだから、少しくらい恨まれてもプラマイゼロだよ。
少しじゃないから困っているのよ。
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「恩甚だしければ則ち怨み生ず」の例文
- 目上の人に気に入られるのはうれしいが、その結果恩甚だしければ則ち怨み生ずとなるのが目に見えている。
- 恩甚だしければ則ち怨み生ずとなりいじめに発展しないよう、生徒に対して平等に接する。
- 社長に重用されるようになり、恩甚だしければ則ち怨み生ずで陰口をたたかれるようになった。
- 内申制度は先生次第なので、お気に入りの生徒には甘くなり恩甚だしければ則ち怨み生ずとなる。
- 度を越えた寵愛は、恩甚だしければ則ち怨み生ずのように人に悪意を抱かせることになるので要注意だ。
適切な範囲での恩恵は大切だが、度が過ぎると逆効果になることもあるんだ。